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ヒノキバヤドリギ Korthalsella japonica (Thunb.) Engl.

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒノキバヤドリギ【Korthalsella japonica (Thunb.) Engl.】

ヤドリギ科の葉が退化した寄生植物ツバキモチノキ科などの,多くは常緑広葉樹に寄生し,葉は鱗片状に退化しているが,代りに茎が扁平となり葉緑体を有して光合成を行う,いわゆる半寄生植物である。茎は高さ10~20cmほど,関節からよく分枝し,ヒノキの緑枝を想像させる。高温期につく花は細小で黄緑色,茎頂あるいは節に1~数花がつき,雌雄異花。雄花は3枚の短小な花被片を有し,3本のおしべがある。雌花の子房は下位で,果実は楕円形,長さ2~3mmほど,橙黄色に熟す。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒノキバヤドリギ
ひのきばやどりぎ / 檜葉宿木
[学]Korthalsella japonica (Thunb.) Engl.

ヤドリギ科の常緑小低木。ツバキ、サザンカ、ヒサカキのほか、イヌツゲ、モチノキなどにも寄生する。高さ10~13センチメートル。幹は節が多く、各節で分枝し、節間は扁平(へんぺい)で緑色。葉は上部の節の両側に鱗片(りんぺん)状の小突起として着生する。雌雄同株。雌・雄花ともに径1ミリメートル足らずの黄緑色を帯びた小花で、節部に無柄で着生する。花被(かひ)は3裂する。雄花は2室の葯(やく)を花被片と互生してつけ、互いに合着して一体となる。雌花は子房下位。液果は楕円(だえん)形で長さ約3ミリメートル、熟すと橙(だいだい)色になり、1個の種子がある。常緑樹林内に生え、関東地方以西の本州から沖縄、および中国からヒマラヤ、マレーシア、オーストラリアに分布する。名は、緑色の茎葉がヒノキに似ることによる。[古澤潔夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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