ヒポクラテス

デジタル大辞泉 「ヒポクラテス」の意味・読み・例文・類語

ヒポクラテス(Hippokratēs)

[前460ころ~前375ころ]古代ギリシャの医師迷信呪術を排して臨床観察経験を重んじ、科学的医学基礎を築いた。医師の倫理についても論じ、医学の父と称される。所説は「ヒポクラテス全集」に集大成された。ヒッポクラテス

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精選版 日本国語大辞典 「ヒポクラテス」の意味・読み・例文・類語

ヒポクラテス

  1. ( Hippokratēs ) 紀元前五世紀から前四世紀の古代ギリシア医者。経験的知識に基づく医術を主張し、医道の基礎を確立。その言説は、後世の医師たちによって「ヒポクラテス全集」に収められた。生没年不詳。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヒポクラテス」の解説

ヒポクラテス
Hippokrates

前460頃~?

前5~前4世紀のギリシアの偉大な医師。疫病原因を超自然的な作用から明確に切り離し,四体液説を立てるなど,科学的態度で疫病に臨み,綿密な臨床記録も残し,医聖と呼ばれる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ヒポクラテス」の意味・わかりやすい解説

ヒポクラテス

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百科事典マイペディア 「ヒポクラテス」の意味・わかりやすい解説

ヒポクラテス

ヒッポクラテス

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世界大百科事典(旧版)内のヒポクラテスの言及

【ヒッポクラテス】より

…古代ギリシアの医学の大成者。ソラノスの伝によると,彼は前460年にコス島で生まれたとされる。父のヘラクレイデス,ついでへロディコスから医術を学んだ。両親の死後コスを離れ各地を旅して医療活動を行い賞賛を得た。ペロポネソス戦争のときにはアテナイをはじめとする諸都市を疫病から救い,アテナイの市民権を与えられた。テッサリアのラリッサの付近で死んだが,その年齢として85歳,90歳,104歳,109歳の4説が伝えられ,また別に83歳説もある。…

※「ヒポクラテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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