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ヒョウタンゴミムシ

世界大百科事典 第2版の解説

ヒョウタンゴミムシ

甲虫目ヒョウタンゴミムシ科の昆虫の総称,またはそのうちの1種を指す。ヒョウタンゴミムシScarites aterrimusは日本各地のほか,朝鮮半島,中国に分布し,海浜に生息する。体は黒色で光沢があり,胸の前角が前方へ突出する。各上翅には7条の縦溝があり,前脚の脛節(けいせつ)は大きく歯があって穴掘りに適している。体長約20mm。越冬した成虫は春から出現し,初夏のころ産卵。幼虫は8月ころ成虫となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒョウタンゴミムシ
ひょうたんごみむし / 瓢箪芥虫
[学]Scarites aterrimus

昆虫綱甲虫目ヒョウタンゴミムシ科に属する昆虫。日本各地のほか朝鮮半島、中国の海岸の砂浜におり、穴を掘ってすむ。体長20ミリメートル前後。黒色、前胸は大きく半楕円(だえん)形、後方で細くくびれ卵形の後体部に連なり、上ばねは縦の条溝がある。ヒョウタンゴミムシ科Scaritidaeの甲虫は前胸と後体部の間が細くくびれ、前脚の脛節(けいせつ)の先に指状の突起があって土砂を掘るのに適している。前述の種と同属のオオヒョウタンゴミムシなど3種のほかにヒメヒョウタンゴミムシ類、チビヒョウタンゴミムシ類など小形種がおり、日本産は20種余りに達する。[中根猛彦]

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