コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ビオッティ Viotti, Giovanni Battista

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビオッティ
Viotti, Giovanni Battista

[生]1755.5.12. フォンタネット
[没]1824.3.3. ロンドン
イタリアの作曲家,バイオリニスト。音楽愛好家の父にバイオリンの手ほどきを受け,1768年トリノへ行き,G.プニャーニの弟子となった。 82年パリでデビュー,マリー・アントアネットの宮廷音楽家となった。 92年ロンドンでイタリア・オペラを指揮。 1819~22年パリのオペラ座の指揮者。主作品は 29のバイオリン協奏曲,弦楽四重奏曲,弦楽三重奏曲,室内楽曲など多数。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ビオッティ【Giovanni Battista Viotti】

1755‐1824
イタリアのバイオリン奏者,作曲家。彼の公の演奏活動は10年足らずでしかなかった。すなわち1780‐82年師プニャーニとともにヨーロッパ各地を巡演,82‐84年パリのコンセール・スピリチュエルに出演,92‐97年ロンドンで演奏したほかは,作曲,指揮,劇場音楽監督に従事した。しかし当時の批評が伝えているように,その華麗な演奏は音色の力強さ,テクニックの正確さを誇った。彼の影響を受けたパリ音楽院のP.バイヨ,P.ロード,R.クロイツェルから広がるいわゆるフランス・ベルギー派を築いた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ビオッティ【Giovanni Battista Viotti】

1755~1824) イタリアのバイオリン奏者・作曲家。新しい運弓法を導入、その演奏スタイルはフランス-ベルギー派に影響を与える。二九曲のバイオリン協奏曲のほか、室内楽曲がある。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビオッティ
びおってぃ
Giovanni Battista Viotti
(1755―1824)

イタリアのバイオリン奏者、作曲家。幼少時から際だった楽才を示し、初めは師のブニャーニに連れられ、のちには1人でヨーロッパ各地を演奏旅行、1780、90年代には当代最高のバイオリン奏者とみなされた。90年代からはロンドン、パリで劇場の音楽監督、指揮者を務め、晩年には短期間パリ・オペラ座の監督も務め、ロンドンに没した。彼の演奏はイタリアのバイオリン演奏技巧の伝統を引き継いだもので、輝かしさ、的確さ、洗練された音色にとくに優れていたとされる。彼の作品は29曲のバイオリン協奏曲によって代表され、古典的な形式の枠のなかで、イタリアの演奏技巧とロマン派を予感させる感情表現とが融合されている。[美山良夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ビオッティの関連キーワードブーニン(Stanislav Bunin)コンセール・スピリチュエルストラディバリバイオリン音楽カプッチッリシュポーアパガニーニ岡村喬生栗林義信東敦子ベリオ

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ビオッティの関連情報