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ビチェンツァ Vicenza

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビチェンツァ
Vicenza

イタリア北部,ベネト州ビチェンツァ県の県都。古代名ウィケティア Vicetia。ベネチア西北西約 65kmに位置する。中世には独立の共和国を形成したが,1404年にベネチアに従属し,15世紀には絵画で一派をなすほど文化が栄え,「陸のベネチア」と呼ばれた。鉄鋼,食品加工,繊維,機械などの工業が行なわれる。ルネサンス後期の建築家 A.パラディオとその後継者 V.スカモッツィの設計した建物が多く残っており,代表作は大聖堂 (パラディオ,スカモッツィ,1549~1614) ,キエリカティ宮殿 (パラディオ,1551~57) ,ビラ・ロトンダ (パラディオ,スカモッツィ,1553~99) 。これらの建築物群は 1994年世界遺産の文化遺産に登録された。人口 11万5927(2011推計)。

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デジタル大辞泉の解説

ビチェンツァ(Vicenza)

イタリア北部、ベネト州の都市。農畜産物の生産、毛織物業、金銀細工などが盛ん。イタリア後期ルネサンスを代表する建築家パラディオを育てた町として有名。市街とベネト地方のパラディオが設計した邸宅群は、1994年、世界遺産(文化遺産)として登録された。1996年には拡張され、建物が追加された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビチェンツァ
びちぇんつぁ
Vicenza

イタリア北東部、ベネト州ビチェンツァ県の県都。人口10万6069(2001国勢調査速報値)。バッキリオーネ川沿いのベネト平野に位置する。イタリアが誇る建築家パッラディオの生地で、現存する唯一のルネサンス期の劇場として知られるオリンピコ座、ビッラ・ロトンダ(ロトンダ館)など彼の設計に基づく多くの由緒ある建物が存在する。農畜産物の生産・取引、毛織物業、金銀細工などが盛んである。市街とベネト地方のパッラディオ様式の邸宅は世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[堺 憲一]

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世界大百科事典内のビチェンツァの言及

【パラディオ】より

…パドバの貧しい職人の子に生まれる。10代半ばに隣のビチェンツァVicenzaに移って石工の修業を積み,やがてビチェンツァ出身の著名な文人貴族トリッシノGian Giorgio Trissinoに建築の才能を見いだされ,〈パラディオ〉の名を与えられた。ビチェンツァの中心にある公共建築パラッツォ・デラ・ラジョーネ(通称〈バシリカ〉)の古典的意匠への改装(1549以後)で一躍名声を得,以後ビチェンツァを中心とするベネト地方の多くの貴族・文化人たちとの交流を通じ,すぐれた作品を残した。…

※「ビチェンツァ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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