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フィッシャー=トロプシュ法 フィッシャー=トロプシュほうFischer-Tropsch process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィッシャー=トロプシュ法
フィッシャー=トロプシュほう
Fischer-Tropsch process

1923年 F.フィッシャーと H.トロプシュによって始められた一酸化炭素の水素化による炭化水素合成法。合成ガス ( H2+CO ) を常圧または加圧下で,コバルトを触媒として約 200℃で接触水素化を行うと,主として直鎖パラフィンおよびオレフィンが生成する。また改良法として鉄触媒によるアルコールを目的とするフィッシャー=トロプシュ法も見出されている。第2次世界大戦中は石炭から合成ガスにし,この方法で液体燃料をつくる工場が造られていたが,現在は経済的に成立しないので,ほとんど実施されていない。しかし,石油代替エネルギー開発の必要性から,現在も研究されている。

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世界大百科事典内のフィッシャー=トロプシュ法の言及

【石炭液化】より


[石炭の間接液化]
 石炭をひとまずガス化して一酸化炭素と水素からなる合成ガスに変換したのち,触媒上で反応を行わせて,炭化水素油を合成する方法である。1920年代の初期にドイツのF.フィッシャーとH.トロプシュによってこの原理が発見されたのでフィッシャー=トロプシュ法(F‐T法)あるいは単にフィッシャー法と呼ばれる(フィッシャー合成)。この方法は現在も南アフリカ共和国のサゾール社で工業的規模において実施されているが,生産される液体燃料は主としてパラフィン炭化水素で,ディーゼル軽油としては好適であるが,ガソリン留分はそのままではオクタン価が低い欠点がある。…

【フィッシャー合成】より

…一酸化炭素の水素化反応によって液体の炭化水素燃料を合成する方法。1920年代の初め,ドイツのF.フィッシャーとトロプシュHans Tropsch(1889‐1935)によって発明されたので,F‐T合成法(フィッシャー=トロプシュ法)とも呼ばれる。石炭をガス化して一酸化炭素と水素からなる合成ガスに変えたのち,この方法で液体燃料を合成することができるので,石炭の間接液化法として位置づけることができる。…

※「フィッシャー=トロプシュ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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