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フォークス Fawkes, Guy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フォークス
Fawkes, Guy

[生]1570. ヨーク
[没]1606.1.31. ロンドン
イギリスの軍人。1605年の火薬陰謀事件の実行者。イングランドにおけるカトリック教徒への弾圧強化に対する報復として,国王ジェームズ1世と閣僚が集結する議会開院式でウェストミンスター・パレス(→イギリス国会議事堂)を爆破しようとした。ヨークシャーの有力な家庭に生まれ,やがてローマ・カトリックに改宗。1593年プロテスタントの支配するイングランドを離れ,ネーデルラントでスペイン軍に参加。勇猛果敢で冷静な決断力のある軍人として名をはせた。爆破計画の首謀者らに協力を求められたフォークスは,計画の詳細を知らないまま帰国。一味は国会議事堂の地下にある貯蔵室に 36樽もの火薬を運び込み,準備を進めた。しかし陰謀は事前に発覚し,1605年11月5日未明,フォークスは逮捕された。翌 1606年1月27日,有罪判決を受け国会議事堂の前で処刑された。イギリスでは 11月5日を「ガイ・フォークス・デー」として,花火を打ち上げたり,仮面を着けた子供たちが金をねだったり,フォークスをかたどった人形を燃やすなどの行事を行なう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フォークス
ふぉーくす
Guy Fawkes
(1570―1606)

イギリスの火薬陰謀事件(1605)の実行責任者。新教徒の家に生まれたが旧教徒になり、1593年以来スペイン軍に加わってフランドルに滞在。1603年に帰国した。04年、新王ジェームズ1世の国教護持策を不満として陰謀をたくらんだ旧教徒一味の首謀者ケイツビーと知り合った。翌年の火薬陰謀事件において王を爆殺する実行責任者となり、議事堂の上院地下室に火薬を運び込んだが、直前に密告者が出て陰謀が発覚したため、捕らえられ、06年に処刑された。彼が逮捕された11月5日は、いまも「ガイ・フォークス・デー」と名づけられ、この日は彼をかたどった人形を引き回したすえ焼き、花火を打ち上げる習わしである。[松村 赳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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