日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォーブズ」の意味・わかりやすい解説 フォーブズふぉーぶずEdward Forbes(1815―1854) イギリスの博物学者。マン島ダグラス生まれ。エジンバラ大学で医学を学び、このとき植物学や地質学に興味をもつ。1836年パリに行き、博物学者ジョフロア・サンチレールに強い影響を受け、博物学に転じた。ロンドンのキングズ・カレッジ教授(1842)、ロンドン地質学会幹事を経て、1854年エジンバラ大学自然史教授になったがまもなく死去。生物地理学、海産動物の研究で知られた。弟のデビッドDavid Forbes(1828―1876)は地質学者で岩石学への顕微鏡の応用を行った。[真船和夫][参照項目] | ジョフロア・サンチレール | 生物地理学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォーブズ」の意味・わかりやすい解説 フォーブズForbes, Duncan, of Culloden [生]1685.11.10. インバーネス[没]1747.12.10. エディンバラスコットランドの政治家。 1722年より下院議員。 37年控訴裁判所長官。「四十五年の反乱」に際し,有力氏族のマクドナルド族とマクラウド族を説得して反乱参加を思いとどまらせるとともに,北スコットランドの指導者として反乱軍に対抗し,鎮圧に大きく貢献した。 フォーブズForbes, John [生]1710. スコットランド,ピッテンクリフ[没]1759.3.11. フィラデルフィアイギリスの軍人。 1757年当時フレンチ・アンド・インディアン戦争下の北アメリカに渡って准将となり,翌 58年フランス軍のデュケーン要塞遠征を指揮,同年 11月 25日その攻略に成功した。 フォーブズForbes, William Cameron [生]1870[没]1959アメリカの実業家,外交官。 R.エマソンの孫。ボストンで実業家,銀行家となり,1904年フィリピン委員会メンバー,09~13年フィリピン総督に就任したが,その施政は波乱に富んでいた。 30~32年日本駐在大使。 フォーブズForbes オーストラリア,ニューサウスウェールズ州,シドニーの西約 380kmにある町。 1860年代のゴールドラッシュに起源をもつが,現在は農牧・商工業都市で,各種工業が立地している。人口 7915 (1986) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by