フォールリバー(読み)ふぉーるりばー(その他表記)Fall River

デジタル大辞泉 「フォールリバー」の意味・読み・例文・類語

フォール‐リバー(Fall River)

米国マサチューセッツ州南東部の都市。マウントホープ湾に面し、港をもつ。19世紀に同国における綿織物業中心地となり、現在も各種工業が盛ん。独立戦争激戦地湾内にマサチューセッツをはじめ、第二次大戦時の戦艦実物を展示した海事博物館がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォールリバー」の意味・わかりやすい解説

フォール・リバー
ふぉーるりばー
Fall River

アメリカ合衆国、マサチューセッツ州南東部、ホープ湾に臨む海港工業都市人口9万1938(2000)。19世紀に合衆国最大の綿紡績工業の中心地として活躍し、1860年から1900年の40年間に人口は7倍以上にも達した。その後、衰退一途をたどったが、現在も繊維衣料関連工業は盛んで、金属プラスチック繊維機械製紙など多種工業がある。1656年に町が建設された。1811年に綿紡績工業がおこり、54年より市制が施行された。独立戦争の激戦地でもある。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォールリバー」の意味・わかりやすい解説

フォールリバー
Fall River

アメリカ合衆国,マサチューセッツ州南東部,マウントホープ湾東岸に位置する工業都市。 1659年プリマスからの移住者がインディアンから買収した地区。アメリカ独立戦争後は水力,適度な湿度,良湾に恵まれ,早くから綿織物工業が発展し,19世紀末までには国内の綿織物工業の中心となり,人口が急増した。綿織物業労働者組合が強力で,1904年2万 7000の組合員が6ヵ月にわたるストライキをしたことで有名。ほかにゴム,金属,衣料などの工業も盛ん。人口9万 2703 (1990) 。

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百科事典マイペディア 「フォールリバー」の意味・わかりやすい解説

フォール・リバー

米国,マサチューセッツ州南東部の工業都市。1812年戦争以降綿工業が始まり,米国綿工業の中心都市の一つとなったが,20世紀初頭以降衰退。ゴム・紙工業などがある。8万8857人(2010)。

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