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フユシャク

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百科事典マイペディアの解説

フユシャク

鱗翅(りんし)目シャクガ科の一群のガの総称。翅(はね)の薄い弱々しい小型種ばかりで,雌は翅が退化。成虫は12〜3月に発生し,晴天の日に活動する。幼虫はナラ,サクラなどの広葉樹の葉を食べ,日本にはシロオビフユシャク,ホソウスバフユシャクなどを産する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フユシャク
ふゆしゃく / 冬尺蛾

昆虫綱鱗翅(りんし)目シャクガ科に属するガのうち、晩秋から早春の寒冷期に成虫が羽化して、交尾、産卵する一群の総称。これらのガは、幼虫は樹木や低木の新芽が出る春に孵化(ふか)し、葉を食べて初夏に蛹化(ようか)するという習性をもち、日本で30種近く知られている。これらのシャクガは、ホシシャク、ナミシャク、エダシャクの三つの亜科に所属し、いずれも雌ははねが退化して飛ぶことができず、習性が類似している。そのなかで、フユシャクとよばれる9種は、ホシシャク亜科に属し、雌のはねは完全に退化している。幼虫のなかには、害虫として注目されるクジュウフユシャクのように、九州の霧島(きりしま)山で、ミヤマキリシマの群落に多発して、大きな被害を及ぼしたような種もいる。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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