日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラックモア」の意味・わかりやすい解説 ブラックモアぶらっくもあRichard Doddridge Blackmore(1825―1900) イギリスの小説家。オックスフォード大学を卒業し、弁護士生活のかたわら小説を書く。代表作『ローナ・ドゥーン』(1869)は、17世紀後期のデボンシャーを舞台に、凶悪なドゥーン一族に父を殺されたジョン・リッド青年が復讐(ふくしゅう)を遂げる物語。ほかにも『スプリングヘイブン』Springhaven(1887)など、歴史に材をとる冒険とロマンスの作品が多い。[小松原茂雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラックモア」の意味・わかりやすい解説 ブラックモアBlackmore, Sir Richard [生]1654. ウィルトシャー,コーシャム[没]1729.10.9. エセックス,ボックステッドイギリスの詩人,医者。英雄叙事詩『アーサー王』 King Arthur (1697) の作者。その退屈さをポープの『愚人列伝』で嘲笑された。ほかに S.ジョンソンが称賛した『天地創造-哲学詩』 Creation,A Philosophical Poem (1712) など。 ブラックモアBlackmore, Richard Doddridge [生]1825.6.7. バークシャー,ロングワース[没]1900.1.20. テディントンイギリスの小説家,詩人。多くの作品を書いたが,代表作は歴史的冒険小説『ローナ・ドゥーン』 Lorna Doone (1869) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報