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ベッド ベッドbed

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7件 の用語解説(ベッドの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベッド
ベッド
bed

寝台。用途に応じて家庭用,病院用,軍隊用,車両用その他があり,大きさによりダブルベッド,シングルベッド,セミダブルベッド,子供用ベッド,乳児用ベッドなどの別がある。構造部は木製のものが普通であるが,鉄パイプ製のものもある。

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デジタル大辞泉の解説

ベッド(bed)

寝台。寝床。「ダブルベッド
苗床。花壇。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

ベッド

寝台。古代エジプト,アッシリア時代から用いられているが,下層階級は床にわらや毛皮を敷いて寝ることが近世まで続いた。現在のベッドは,スプリングを張った床座の上に,小さなスプリングを多数つめたマットレスを置き,その上に薄いパッドシーツを敷き,シーツで包んだ毛布を掛けるのが基本的。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

ベッド【bed】

洋式の寝床。寝台。用途に応じて一般家庭用ベッド,病院用ベッド,軍隊用ベッド,車両ベッド,階段ベッド,アルコーブ・ベッド,ソファ・ベッドなどがあり,サイズに応じて,ダブル・ベッド,シングル・ベッド,子ども用ベッド,乳幼児用ベッドなどの種別がある。そのほか狭い室内に置く2段ベッド,昼は分離してソファに使用するセパレート・ベッド,あるいは畳室に置く和風ベッド(床が低い)などがあり,長方形に限らぬ変形ベッドも作られている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ベッド【bed】

寝台。ねどこ。 「シングル--」 「 --カバー」
機械類を置く台。
裁縫ミシンの縫い床。
苗床。

出典|三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ベッド【bed】

寝るときに横になるのに用いる洋風の家具。脚の付いた台の上にマットレスを載せたものが一般的。標準的な寸法は、台の長さ200cmくらい。幅は、シングル(100cmくらい)、セミダブル(120cmくらい)、ダブル(140cmくらい)、クイーンサイズ(150~170cm)、キングサイズ(190cmくらい)がある。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベッド
べっど
bed

睡眠、休息のために横臥(おうが)する家具。寝台ともいい、普通、マットレスと台架からなる。アメリカでは寝装品全体を含んだ場合はベッディングbedding、マットレスだけの場合はベッドとよんで区別することがある。[小原二郎]

分類

現在市販されているベッドを分類すると次のようになる。
〔1〕用途による分類 (1)家庭用ベッド 1本ベッド、分割ベッド、二段ベッド、ベビーベッド、コンバーチブルベッド(ソファベッドなど)、特殊ベッド(電動ベッドなど)。(2)業務用ベッド ホテル用ベッド、病院用ベッド、寄宿舎用ベッドなど。
〔2〕大きさによる分類 シングルベッド、セミダブルベッド、ダブルベッド。
〔3〕材料による分類 木製ベッド、金属製ベッド。[小原二郎]

構造

家庭用ベッドは普通、(1)フレーム(台枠)、(2)ヘッドボード(頭架)、フットボード(足架)、(3)ボトム、(4)マットレスの四つの部分からなっている。フレームにヘッドボードだけ取り付けたものをハリウッドスタイルといい、アメリカで多く用いられている形式である。ヨーロッパではふとんを使うためもあって、ヘッドボードとフットボードをつけたものが多い。日本ではハリウッドスタイルが広く普及している。ボトムはマットレスを支持する台架の部分で、簀子(すのこ)式、ネット式、スプリング式などの種類があり、この順序で高級になっている。
 マットレスには、スプリングを主体にしたスプリングマットレス、発泡体を使ったフォームマットレス、天然繊維を使ったものなどいろいろあるが、普通に使われているのはスプリング形式のものである。スプリングマットレスの構造は、大別して連結式と中袋式に分けられる。生産加工が容易であるため、最近では連結式が普及しているが、ばねを一つずつ袋に入れてつなぎ合わせた中袋式を好む人もある。[小原二郎]

性能

寝具は、敷く側と掛ける側とでは任務がまったく違う。敷く側はからだを支えるのが主要な役割であるが、掛ける側は保温と透湿が役目である。そのためヨーロッパでは敷く側はマットレス、掛ける側は毛布というように、形も材料も違ったものが発達してきた。しかし日本ではふとんに一人二役を兼ねさせて、機能の分化が明確になっていないのが特徴である。
 からだを寝やすい姿勢に保つことは簡単なようであるが、実際にはかなりむずかしい。人間のからだの支持を重力との関係で考えるときは、上体は頭部と胸部と骨盤という三つのブロックを、頸椎(けいつい)と腰椎という二つのジョイントでつないだモデルとみなしたほうが実態に近い。これらの三つのブロックは、立った姿勢のときは重力の方向にうまく重なっているが、寝るとそれぞれのブロックには別々に重力が独立して働く。そのため、柔らかいマットレスでからだを支えたとすると、重いブロックの部分は沈んで、軽いジョイントの部分は浮き上がる。つまり、からだを全体としてみると、おなかの突き出たW字形になってしまう。この姿勢では寝にくいから、無意識のうちに寝返りを打つことになる。健康な人が立ったとき、背骨のS字形の曲がりは、普通4~6センチメートルであるが、寝て気持ちがよいと感ずる背骨の曲がりはその半分にあたる2~3センチメートルである。柔らかすぎるベッドはよい寝姿勢を保てない欠点があるにもかかわらず、これまで、柔らかいものほどよい、という錯覚があったのは、人体は彫刻のように変形しない剛体だと考えていたためである。次に、ベッドを硬い板にすると、背骨はまっすぐになり、寝姿勢はよくなるが、背中が痛くて寝られない。つまり、姿勢を正しく保つことと、ベッドを柔らかくすることとは相反する条件なのである。この矛盾をうまく解決してやるのがクッションの役割である。ベッドの生命はクッションにあるといわれるが、そのゆえんはここにある。
 よいクッションをつくるには3層構造の考え方を応用するのがよい。いちばん上の層はからだに接する部分であるから、柔らかくなくてはならないが、その下の層はかなり硬くあるべきで、この二つの層で寝姿勢を正しく保つ。3番目の層は衝撃をふんわりと受け止めるのが役目である。つまり、三つの要素をうまく組み合わせたものが、よいクッションといえるわけである。柔らかいだけがとりえのふわふわベッドは、寝ているだけでくたびれてしまう。クッションづくりのこつは、柔らかさのなかに適当な硬さを組み込むことにあると考えてよい。[小原二郎]

ベッドの大きさ

仰臥したときの1人分の幅は約40センチメートルであるが、寝返りを打つので肩幅の2.5倍が必要である。この寸法から畳の大きさが決まってきた。「起きて半畳、寝て一畳」という昔のことばはこのことを意味している。ベッドが狭いと睡眠は浅くなる。住宅用ベッドと病院用ベッドについてはJIS(ジス)が決められている。住宅用の規定の内容は、寸法とマットレスの耐久性、クッション性およびフレームの強さについてである。市販されているものの寸法は、幅がシングルベッドで95~100センチメートル、セミダブルベッドで110~120センチメートル、ダブルベッドで140~150センチメートル、長さは195~200センチメートルである。[小原二郎]

ベッドメーキング

これに必要なものは、ベッドパッド1枚、シーツ2枚、毛布1~2枚、枕(まくら)1個、枕カバー1枚である。使用しないときは汚れよけと装飾用として、上からベッドカバーをかけておくのがよい。[小原二郎]

ベッドの選び方(クッション性について)

(1)マットレスの表面を手で強く押さえてみて、全体に太鼓の皮のような強い張りがあり、かつスプリングの強いものがよい。手で押したところだけへこんだり、表面をなでたとき、中身の凹凸がわかるようなものは避ける。(2)全体がある程度まで重くないとベッドメーキングがしにくい。(3)ウレタンフォームでつくったマットレスは、できるだけ重いもの(比重0.025以上)のほうがよい。[小原二郎]

歴史


西洋
西洋においてはベッドの遺構が、エジプトの古王朝から現代に至るまで数多く残されている。それらをみると、民族、風土、生活様式の移り変わりに伴って、さまざまな形態のものがつくられてきていることがわかる。以下主要なものについて述べる。
 古代エジプトにおいては、国王のベッドは神聖な動物をかたどった背の高い4本脚の豪華なもので、金、銀、真珠がちりばめられていた。貴族のベッドはそれよりも低く簡素で、支持面を藺草(いぐさ)で編んだものもあった。そのほか彫刻や絵によってさまざまなものがあったことがわかる。アッシリアのベッドは、彫刻によって知ることができるが、もたれて寝る半臥(はんが)の形式のものもあった。
 古代ギリシアのベッドは壺絵(つぼえ)や彫刻に残されているが、この時代は生活が質素でクリーネklineとよぶ簡素な四脚形のベッドが使われていた。頭側に枕兼用の肘掛(ひじか)けがついており、饗宴(きょうえん)のときはそれにもたれて食事をした。食事のためには低いテーブルが使われていた。
 古代ローマ時代の上流階級は富と権力をほしいままにできたときであったから、邸宅の食堂にレクトスlectusとよぶ豪華なベッドを置いた。それは背が高くて美しい肘掛けをもち、踏み台を使う形式のものであった。ベッドはまた睡眠のためのみならず、饗宴の道具としても重要な役割をもっており、さらに読書や家事の監督用としても使われた。材料には木材、金属を使い、それに彫刻や象眼(ぞうがん)が施された。
 中世の領主の館(やかた)はキープkeepとよばれる城のような建物で、家具の少ない質素な生活であった。やがてマナハウスmanorhouseとよばれる館になったが、いずれもローマ時代に比べると居住性の悪い簡素な住まいであった。当時のベッドはゴシック時代のものしか残されていないが、彫刻や絵によって推測すると、挽物(ひきもの)の脚と枠を組み合わせた簡単な構造のものであったことがわかる。この時代はベッドでの飲み食いの習慣は廃止され、食事は椅子(いす)やベンチに腰掛けてとるようになった。
 中世のベッドの特徴は、数人が寝る大型のものがつくられたことと、カーテンを吊(つ)るようになったことである。当時は家具が高価であったため、家族が共同で一つのベッドを使用したのである。またカーテンは保温とプライバシーのためであった。もう一つの特徴は、フレームに皮紐(かわひも)を張って、弾力をもたせたベッドが現れたことである。スプリングマットレスの前身といってよかろう。
 ルネサンス時代になると、貴族たちの間では、富と権威を誇示するための豪華なベッドが使われた。それは飾り付きの天蓋(てんがい)に綴織(つづれおり)の厚いカーテンを吊り、ヘッドボードには美しい彫刻を施し、マットレスは高くて台を使ってあがる形式のものであった。これは、寝室が公的な謁見の場として使用されるようになったためであった。北ヨーロッパ諸国では4本の彫刻柱で天蓋を支えた形式のものが流行したが、これはベッドというよりもむしろ小形の寝室といってよいほどのものであった。バロック時代になると、君主は「権威の寝台」とよぶ豪華な装飾ベッドを謁見や会議に使って支配者の威光を示した。また貴婦人たちは「后妃の寝台」とよぶ華麗な装飾ベッドを使用した。サロン生活が流行した18世紀になると貴族たちは、権威のベッドよりも小形で、優雅なベッドを愛好するようになった。著名な家具職人の手になる遺品や、当時の版画などによって、その豪華さをしのぶことができる。ロココ時代は貴族たちが生活を享受するための道具として、ベッドに美しさと寝心地のよさを求めたので、形もまたそれにあうようにつくられた。また昼間の休息用としてデイベッドday bedが流行した。
 19世紀の後半になって、ベッドはようやく庶民の手が届くものとなり、順次実用的な形式が普及するようになった。そのため形は簡素なものになっていった。20世紀に入ってからは、生産技術の進歩によって大量生産が可能になり、また材料の開発に伴って、多様な形式のベッドがつくられ広く庶民に普及することになった。[小原二郎]
日本
もっとも古いベッドは正倉院に残るものとされているが、御座にあてられたのか就寝に使われたのかは明らかではない。日本の場合は寝具の遺構が少ないので、絵巻物などによって推察するほかはない。平安時代には御所では床の上に厚畳二帖(じょう)を敷き、その上にさらに一帖を重ねて就寝した。これはベッドに相当するものである。鎌倉時代になって畳が部屋中に敷き詰められるようになると、その上に寝たが、日本では履き物を脱いで暮らす独特な生活様式をもっていたので、西欧のような形のベッドは発達しなかった。[小原二郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のベッドの言及

【牀】より

…中国の家具で,人が寝たり座ったりするための細長い台状のもの。すなわち今日のベッドの類の総称。古代中国では倚座の習慣はなく,その上に席などの敷物をしいて平座し,接客や会食を行う平台としても用いられた。…

【寝具】より

…したがって木綿綿の入った蒲団が本当に普及するのは,大正末から昭和に入ってからである。 明治に入ると,一部の上層階級ではベッドが使用されるようになった。ベッド用寝具はマットレス(藁蒲団),パット(薄い敷蒲団),毛布,敷布,寝台掛,枕などである。…

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