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ベンダース ベンダースWenders, Wim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベンダース
Wenders, Wim

[生]1945.8.14. ジュッセルドルフ
ドイツの映画監督。 P.ハントケの小説を映画化した『ゴールキーパーの不安』 Die Angst des Tormanns beim Elfmeter (1972) でデビュー。ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として,ロード・ムービーの秀作を数多く発表。主作品はカンヌ国際映画祭グランプリ受賞の『パリ,テキサス』 Paris,Texas (1984) ,同監督賞の『ベルリン・天使の詩』 Der Himmel über Berlin (1987) 。

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百科事典マイペディアの解説

ベンダース

ドイツの映画監督デュッセルドルフ生れ。当初医学と哲学を志したが,ロックンロールや映画などのアメリカ文化に影響を受け,映画を志す。中年男性と少女の道行を描いた長編第3作の《都会のアリス》(1974年)で注目され,その後《まわり道》(1975年),《さすらい》(1976年)などの作品を発表,ヘルツォークファスビンダーと並んで〈ニュー・ジャーマン・シネマ〉の旗手と称された。
→関連項目アントニオーニハントケホッパーレイ

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大辞林 第三版の解説

ベンダース【Wim Wenders】

1945~ ) ドイツの映画監督。映画大学在学中から映画批評家として活躍し、監督となる。代表作「都会のアリス」「ことの次第」「パリ・テキサス」「東京画」「ベルリン・天使の詩」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンダース
べんだーす
Wim Wenders
(1945― )

ドイツの映画監督。デュッセルドルフに生まれる。若いころから映画に興味を抱き、ミュンヘン映画大学に入学、在学中は映画やロック音楽の批評にも健筆を振るう。1971年に『ゴールキーパーの不安』で監督として本格的にデビューし注目を浴びた。『都会のアリス』(1973)、『まわり道』(1975)、『さすらい』(1976)のロード・ムービー三部作によって、旅をテーマにした独自の世界を映像化してニュー・ジャーマン・シネマの旗手の一人となった。以後、『アメリカの友人』(1977)で国際的に評価され、アメリカで撮った『ハメット』(1982)をはじめ、『ことの次第』(1982)、『パリ、テキサス』(1984)など注目作を発表したのち、『ベルリン・天使の詩』(1987)で名実ともに世界の巨匠となった。
 その後も、近未来を描いた『夢の涯(は)てまでも』(1991)、『時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!』(1993)、『リスボン物語』(1995)など多彩に活躍し、1990年代後半からは『エンド・オブ・バイオレンス』(1997)、『ミリオンダラー・ホテル』(2000)、『ランド・オブ・プレンティ』(2004)、『アメリカ、家族のいる風景』(2005)と、アメリカを舞台にした作品を発表した。その一方、『東京画』(1985)、『都市とモードのビデオノート』(1989)など優れたドキュメンタリーを撮り、キューバ音楽を描いた『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999)は高い評価を受けた。また舞踏家ピナ・バウシュを描いた『PINA ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(2010)では3Dに取り組み、精力的に創作活動を続けている。[村山匡一郎]
『梅本洋一・鈴木圭介・山下千恵子編・構成『天使のまなざし ヴィム・ヴェンダース、映画を語る』(1988・フィルムアート社) ▽ヴィム・ヴェンダース著、梅本洋一訳『東京画旅日記』(1989・ダゲレオ出版) ▽ヴィム・ヴェンダース著、三宅晶子・瀬川裕司訳『映像(イメージ)の論理』(1992・河出書房新社) ▽ヴィム・ヴェンダース著、松浦寿輝訳『エモーション・ピクチャーズ』(1992・河出書房新社) ▽ラインホルト・ラオ著、瀬川裕司・新野守広訳『ヴィム・ヴェンダース』(1992・平凡社) ▽ヴィム・ヴェンダース著、瀬川裕司訳『夢の視線』(1994・河出書房新社) ▽ヴィム・ヴェンダース著、宮下誠訳『かつて…』(1994・PARCO出版) ▽ヴィム・ヴェンダース著、池田信雄・武村知子訳『「愛のめぐりあい」撮影日誌――アントニオーニの時間』(1996・キネマ旬報社) ▽青山真治責任編集『フィルム・メーカーズ11 ヴィム・ヴェンダース』(2000・キネマ旬報社) ▽遠山純生編『E/Mブックス1 ヴィム・ヴェンダース』全面改訂新版(2002・エスクァイアマガジンジャパン)』

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