デジタル大辞泉
「クロース」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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クロース
- 〘 名詞 〙 ( [英語] cloth )
- ① 布。織物。
- [初出の実例]「更に一段の進境を示すには、竪杖をして二寸三分クロースを裂(やぶ)かなければ可けません」(出典:金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉中)
- ② 本の表紙に用いる、加工した布。また、紙でこれを模造した「紙クロース」もある。
- [初出の実例]「横綴の茶の表布(クロース)の少しは汗に汚ごれた角を折る様にあけて」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉三)
- ③ =テーブルクロス
- [初出の実例]「電燈の華やかに耀く下に雪白の卓布(クロース)を掛けた食卓を隔てて」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉四九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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クロース
Willem Kloos
生没年:1859-1938
オランダの詩人,文芸評論家。アムステルダム大学で古典文学を学び,雑誌《観衆》に評論を書き,また《ネーデルラント》誌に詩劇の断章〈ロドピス〉を発表して文壇に出た。1885年にA.フェルウェー,F.W.vanエーデンらとともに《新道標》誌を創刊し,芸術至上主義にもとづく熱情的な美の追求者として“80年代”の個人主義的革新運動に指導的役割を果たした。好んで十四行詩を書き,その連作《子供と神の書》(1888)は,人間の哀歓を豊かなイメージで格調高く歌った詩人の絶頂期を示す。ほかに《詩集》(1894),《新詩集》(1895)などがある。また評論集《オランダ文学14年史》(1896)は当時の文壇に絶大な影響を与えた。
執筆者:渋沢 元則
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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クロース
くろーす
Hans Cloos
(1885―1951)
ドイツの構造地質学者。フライブルク大学を卒業して石油技師となり、のちにボン大学教授となる。多方面にわたる研究のうち、粘土材料を用いての地溝形成の模型実験、小構造による地層褶曲(しゅうきょく)の解析、流動組織や小断層・節理に着目してのドラッヘンフェルス火山岩の貫入(かんにゅう)機構の解明、および花崗(かこう)岩底盤の形成機構の研究などが著名である。模型実験には材料として適切な粘土を用い、大きい地殻変形を小さい模型で再現した。模型実験の結果や小構造に着目した岩石変形の研究は、構造地質学の現代化に貢献した。
[木村敏雄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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クロース
Kloos, Willem Johan Theodor
[生]1859.5.6. アムステルダム
[没]1938.3.31. ハーグ
オランダの詩人,批評家。ヨーロッパを風靡した個人主義的思潮がオランダの文壇を覚醒させた 1880年代,若い詩人たちの先頭に立って活躍。「1880年代の作家たち」という団体をつくり (1882) ,「個性的な感情の個性的表現」を宣言,機関誌『新案内』 De Nieuwe Gids (85~1943) を創刊,死ぬまで編集長をつとめ,批評家としても指導的な役割を果した。彼の詩はソネット形式のものが多く,『子供と神の本』 Het Boek van Kind en God (1888) は最も有名。そのほか『サッフォー』 Sappho (81) ,『オケアノス』 Okeanos (82~84) などがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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クロース
書物の表紙に使用する製本の材料。綿,麻などの布地をボール紙にはった布クロースと,ビニルクロースがあり,後者には紙や布にパイロキシリンラッカーや塩化ビニル樹脂をコーティングして皮革様の凹凸をつけたパイロキシリンレザー,ビニルレザーがある。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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クロース
生年月日:1885年11月8日
ドイツの地質学者
1951年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のクロースの言及
【オランダ文学】より
…一方,[ベーツ]は写実的ユーモア小説の傑作《カメラ・オブスキュラ》(1839)を書き,また[ムルタトゥーリ]は自国の植民政策の非人道性を告発した小説《マックス・ハーフェラール》(1860)を発表し,その熱情的理想主義と斬新なスタイルは近代オランダ文学に絶大な影響を与えた。19世紀後半におけるオランダ社会の急速な近代化と自由主義の伸展に呼応して,文壇に新風を吹きこんだのが〈80年代派Tachtigers〉と呼ばれる[クロース],[フェルウェー],[エーデン],[ホルテル]らを中心とする若い詩人たちである。彼らは《新道標Nieuwe Gids》誌に結集し,美それ自体を目的とする芸術至上主義を掲げて先輩たちの道徳的教訓的通俗性を激しく攻撃した。…
※「クロース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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