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ベンチャー・ビジネス venture business

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流通用語辞典の解説

ベンチャー・ビジネス【venture business】

技術革新の急速な進展、工業化社会から情報化社会への移行で、大きく変わろうとしている産業界の中にあって、独自の高度な技術や知識を武器に市場を切り開く小規模な企業のことをいう。米国で大企業からスピン・オフした有能な専門技術者が手がけたことから始まる。技術革新が進む中で、日本のベンチャー・ビジネスの活動分野はバイオテクノロジー(生命工学)、コンピュータソフトウェア、ファイン・セラミックスなどの新素材、精密鋳造などに広がっている。

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百科事典マイペディアの解説

ベンチャー・ビジネス

近年の産業構造の変化に対応して生まれてきた新企業をいう。企業家精神に富んだ経営者と新技術や新デザインを開発する力を持ち,既存の企業では満たされぬ新需要に応ずる企業ということができる。
→関連項目合同会社有限責任事業組合

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンチャー・ビジネス
べんちゃーびじねす
venture business

大企業や大学などの研究機関からスピン・アウト(飛び出し)した人たちが中核となって、高度の専門能力、創造的才能、企業家精神を生かして、大企業では着手しにくい特殊な新規需要部門に挑戦している研究開発型新規企業のこと。当初、電子、化学、機械などの産業を中心にモノ(ハードウェア)の領域に簇生(そうせい)したが、流通、サービス、社会開発、情報処理などの産業にも広がりをみせている。このため、最近のベンチャー型企業の特徴は、モノ、情報(ソフトウェア)、サービスの三者の結び付きに注目し、その連結の仕事(新しいシステムづくり)に創意工夫を凝らし、新機軸を生み出し、豊かな事業機会を開発していくところにあるといわれる。ベンチャー・ビジネスの活躍の場が、大企業の参入には魅力に乏しい市場規模で、比較的手間がかかるものを小回りよくこなすところにあるため、大企業も内部にベンチャー・ビジネスに準じた組織(社内ベンチャー)を設け、有能な社員のスピン・アウトを防止したり、別組織の子会社に人材を集め(社外ベンチャー)、親企業が一部出資してこれを育成し、成功したら統合するという方式もみられる。ベンチャー企業は成長速度が速い反面、倒産のリスクも大きい。資金需要の面では、研究開発段階から事業化段階に進む際に、多額の資金が必要となり、それを調達できないと「死の谷(デスバレーすなわち収益がなく、開発費等支出が先行して赤字が続き、資金不足におちいる期間)」に落ちる。また、組織の急拡大に伴い、ビジョンやルールの共有化が困難になり、社員による不正行為が発生することもある。ベンチャー・ビジネスが成功するためには、革新的なアイデアや技術だけではなく、マーケティングや組織管理、財務などの経営面の知識やノウハウが不可欠である。技術者だけでなく、これらの知識をもった専門経営者が経営にあたることが重要である。[殿村晋一・鹿住倫世]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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