ほう(読み)ホウ

デジタル大辞泉 「ほう」の意味・読み・例文・類語

ほう

[感]驚いたり感心したりするときなどに発する語。「ほう、そんなに大きかったかね」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほう」の意味・読み・例文・類語

ほう

  1. 〘 感動詞 〙 驚いたり感心したりする時に発する語。
    1. [初出の実例]「『念仏百万遍申さば決定往生疑ひ有るまじいとの御示現で有た』『ホウ』」(出典:虎寛本狂言・悪太郎(室町末‐近世初))

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普及版 字通 「ほう」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ホウ(ハウ)

[字形] 形声
声符は(平)(へい)。〔広雅、釈詁四〕に「聲なり」とあり、もののうちあう音をいう。石のうちあう音、石があたる音、崩落する音などをいい、擬声的な語であろう。

[訓義]
1. ものの音、もののうちあう音。
2. おちる音、ひびく音。
3. 大きな音。

[古辞書の訓]
立〕 キシル 〔字鏡集 カマビスシ・クダク・サク

[熟語]

[下接語]
・霆・雷


20画

[字音] ホウ(ハウ)

[説文解字]

[字形] 形声
声符は旁(ぼう)。旁はさかんなものをいう形況の語。〔説文十上に「馬んなるなり」とあり、のように用いる。〔説文〕に「詩に曰く、四牡たり」の句を引くが、〔詩、小雅北山〕〔詩、魯頌、〕にいずれも「彭彭」に作る。〔玉〕に「は馬の行く貌なり」とあり、〔三家詩〕による。

[訓義]
1. 馬のさかんなさま。
2. 馬のすすみゆくさま。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ムマノユク

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世界大百科事典(旧版)内のほうの言及

【カメムシ(亀虫∥椿象)】より

…以上のうちクチブトカメムシ亜科だけが食虫性で,口吻が太く,他の昆虫の成・幼虫を攻撃し吸食する。 日本での古名はホウまたはフウで,ホウズキという植物は〈ホウ〉がよくつくのでこの名がついたといわれる。若虫も成虫も臭腺開孔部から臭気の強い油状の液を分泌するので,俗にクサガメ,ヘクサムシ,ヘッピリムシなどと呼ばれる。…

※「ほう」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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