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ホシミドロ Zygnema

世界大百科事典 第2版の解説

ホシミドロ【Zygnema】

水田,池沼などに生育する緑色,毛状の藻類で,アオミドロに似るが葉緑体が星形である点で区別される,緑藻綱ホシミドロ科の淡水藻の1属。アオミドロと同様に,雌雄の2個体が接合管で連結し,細胞内容が移動して接合する有性生殖を行う。日本では約25種が知られる。種の分類は,接合子がつくられるのが接合管内か雌性配偶子囊内か,接合子の色調は黄褐色か藍色または無色か,接合子の細胞壁に小孔模様があるかないか,小孔の大きさはどのくらいかなどによってなされている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホシミドロ
ほしみどろ
[学]Zygnema

緑藻植物、接合藻類の一属の総称。1本の糸につながった円筒形の細胞内には、星形の葉緑体が中央の核を挟んで2個入っている。和名はこの星形に由来する。日本各地の湖沼や池、水たまりにみられる代表的な淡水藻である。[小林 弘]

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世界大百科事典内のホシミドロの言及

【アオミドロ】より

…体は細い管状の細胞が1列に連結してできており,細胞内にらせん形の葉緑体をもつ。形状の似た仲間に星状の葉緑体をもつホシミドロ属Zygnema,板状の葉緑体をもつヒザオリMougeotiaがある。この仲間の有性生殖はいわゆる接合で,2個の細胞間にできた接合管を通って一方の細胞の内容物が移動して他方の細胞内容物と合体する。…

【アオミドロ】より

…水田や池沼などに普通に生育する緑色の毛状のホシミドロ科アオミドロ属の藻類の総称名。世界に約300種,日本だけで80種以上が知られ,いたるところの陸水域に生育する。…

※「ホシミドロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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