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ホワイトスペース ほわいとすぺーす

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知恵蔵2015の解説

ホワイトスペース

電波をより効率的に利用するための行政方針、およびその施策のこと。
電波の利用方針は通常、電波全体を周波数でおおまかに分割し、「800MHz帯は移動体通信2.4GHz帯無線LANなどの免許が不要な低出力通信」といったように決められている。さらに実際に利用する場合には、各用途の中でさらに周波数帯を分割、それぞれを事業者や機器ごとに割り当てる形が採られている。
ただし、割り当てを行う際には、隣り合った周波数帯の通信が干渉・阻害しないよう、それぞれの間に「ガードバンド」という、通信に使わない「空白の領域」を設ける。例えば、テレビチャンネルの数字が必ずしも連続していないのは、このガードバンドを用意している関係による。
だが現在は、デジタル方式での通信技術が進歩したこともあり、周波数帯が隣り合っていたとしても、通信方式が大きく異なる場合、干渉などをあまり起こすことなく通信が行えるようになっている。モバイルでの通信・放送のニーズが爆発しており、利用可能な電波帯が逼迫していることから、本来は「ガードバンド」であった領域を、別の通信に使える「空白地帯」(ホワイトスペース)と位置づけ、別の通信方式に割り当てて、より電波利用効率を高めよう、という考え方が生まれた。これが「ホワイトスペース」である。アメリカイギリスでは導入が決定し、日本でも導入を求める声が高まっているが、日本の電波行政の中で、本当に「ホワイトスペース開放が通信領域拡大につながるか」という点には、異論もある。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ホワイト‐スペース(white space)

広告原稿で、レイアウト上の効果をねらった空白部分。
組版で、文字と文字の間に入れる空白。
利用できるにもかかわらず、使われていない周波数の帯域。テレビやラジオなどが特定の地域でのみ放送されていて、他地域ではその帯域が空いている状態や、放送終了後の深夜に帯域が空く状態をいう。未利用周波数帯域
[補説]3は、テレビ放送波の干渉を避けるために設けられていたが、地上波テレビ放送のデジタル化によって電波干渉が軽減されることや、混信を回避するための技術が実用化されたことなどから、新たな利用可能域としてさまざまな活用法が期待されている。米国ではIT企業が主導し、無線ブロードバンドによるインターネット接続サービスに利用されている。日本では平成24年(2012)にエリア放送が開始された。

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