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マトウダイ マトウダイ Zeus faber; John dory

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マトウダイ
マトウダイ
Zeus faber; John dory

マトウダイ目マトウダイ科の海水魚。全長 90cm。体は長卵形で,強く側扁する。鱗は小さい。背鰭,尻鰭の軟条部基底にそれぞれ 6~7,9~10個の棘状板があり,各棘状板に一対のとげがある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マトウダイ
まとうだい / 的鯛
target doryJohn dory
[学]Zeus faber

硬骨魚綱マトウダイ目マトウダイ科に属する海水魚。マトダイともいう。北海道以南の太平洋日本海沿岸、朝鮮半島東シナ海南シナ海オーストラリアニュージーランドおよびアフリカ南部に分布する。体は楕円(だえん)形で体高は高く、著しく側扁(そくへん)する。頭はやや大きく、目は頭の背縁に接する。口は斜め上方に向き、著しく前方に突出させることができる。背びれの棘条(きょくじょう)部はよく発達し、その鰭膜(きまく)は糸状に伸長する。腹びれの軟条は伸長する。背びれと臀(しり)びれの軟条部、腹びれと臀びれの間の腹面に骨質棘状板がある。体には微小鱗(りん)がある。体は暗灰色で、体側中央部に大きな円形黒色斑(はん)があり、淡色の輪で縁どられる。和名のマトウダイは体形とこの暗色斑が「的」を思わすことに由来している。体長約50センチメートル。深さ60~150メートルの貝殻混じりの砂底や泥底にすみ、魚類のほか、イカ類、エビ類を食べる。2月~6月に浮性卵を多回産卵する。10センチメートル以下の幼魚は体がほとんど円形で、体側に不規則暗色斑が散在し、沿岸や内湾にも出現する。機船底引網で漁獲される。肉は白身で、刺身、煮つけ、吸い物種、鍋物(なべもの)に利用される。近縁種のカガミダイは体が無鱗で、成魚の体側に円形黒色斑がない。[岡村 收・尼岡邦夫]

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