マナド(英語表記)Manado

デジタル大辞泉 「マナド」の意味・読み・例文・類語

マナド(Manado)

インドネシア中部、スラウェシ島北東部のミナハサ半島先端部にある港湾都市。北スラウェシ州の州都。古くから天然良港として知られ、香料諸島モルッカ諸島)への交易拠点となった。コプラコーヒーなどを輸出。北西沖に浮かぶブナケン島周辺の海域スキューバダイビング名所として有名。メナド

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マナド」の意味・わかりやすい解説

マナド
Manado

メナド Menadoともいう。インドネシア,スラウェシ (セレベス) 島の北東端部,セレベス海にのぞむ港湾都市。スラウェシウタラ州の州都。同国の北東の出入口に位置する重要な港を擁する。肥沃火山灰土壌におおわれるミナハサ地方の商業中心地ともなっている。年平均気温 26.7℃,月降水量 86mm (9月) ~465mm (1月) 。テルナテ島スルタン領土で,16世紀にポルトガルによって香料貿易の拠点となった。 1657年オランダ東インド会社が要塞を建設,ミナハサ地方支配の拠点とした。住民はミナハサ族を主とする。コプラ,木材,籐,樹脂などを輸出する。人口 21万 7159 (1980) 。

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世界大百科事典(旧版)内のマナドの言及

【メナド】より

…インドネシア,スラウェシ島北部の港市。マナドManadoともいう。北スラウェシ州の州都。…

※「マナド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」