スキューバダイビング(その他表記)scuba diving

デジタル大辞泉 「スキューバダイビング」の意味・読み・例文・類語

スキューバ‐ダイビング(scuba diving)

スキューバを用いて行う潜水

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精選版 日本国語大辞典 「スキューバダイビング」の意味・読み・例文・類語

スキューバ‐ダイビング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] scuba diving ) 背中にスキューバをつけて行なう潜水。〔戦いの肖像(1967)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「スキューバダイビング」の意味・わかりやすい解説

スキューバダイビング
scuba diving

水中呼吸のできる機械スキューバを用いた潜水のこと。スキューバははじめは軍事目的,水中の捜索,学術研究のために使われた。スキューバを駆使して撮影したフランスの記録映画《青い大陸》は,日本にも紹介され,海中景観の魅力を多くの人々に印象づけた。スキューバを用いたスポーツとしての潜水は,第2次世界大戦後アメリカ,ヨーロッパを中心にしだいに盛んになった。それは,潜水技術をもった軍人が退役して,潜水指導者となったことも一助となった。1952年ごろ日本にはじめて紹介されたときは,大戦中に敷設された機雷処理のためであったが,その後は海洋科学の研究のために,さらに60年代以降は,海洋レジャーの発展とともに,スポーツとしてのダイビング愛好者が急増した。それに伴い全日本潜水連盟をはじめとする潜水指導の団体がいくつも結成されて,スキューバダイビングの技術を教え,各団体ごとに初心者講習会を受けた人に認定証を発行するようになった。その取得者は,1996年末までの累計で73万人(発行団体は約40)に上っている。スキューバダイビングは,日本人のレジャー,レクリエーションの場を沿岸の海中にまで広げたが,一方で,ダイバー貝類エビカニなどをとることが大きな問題となり,漁業権侵害としてダイバーを拒否する漁業組合も現れた。ダイバーの事故の問題とともに,漁業権の尊重ということも十分に配慮を要する課題である。
スキンダイビング
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知恵蔵 「スキューバダイビング」の解説

スキューバ・ダイビング

スキューバ(SCUBA)はSelf Contained Under‐water Breathing Apparatus(自己内蔵型水中呼吸装置)の略。古くはアクアラング潜水と呼ばれた。高圧(約200気圧)に圧縮された空気の入ったタンク(ボンベ)を背負い、そこから水中での環境圧に等しい空気をレギュレーターを介して呼吸しながら活動する。水中では、海面レベルでの大気圧(1気圧)に加えて水深10mごとに約1気圧ずつ増加する水圧(環境圧)の変化による物理的及び生理的な影響を正しく理解して対応しなければならない。水深や潜水時間の点における不適切な行動は、減圧症(ベンズ)を始めとする様々な潜水障害を発生させる。その他、海の特性(海況)及び様々な器具の正しい操作方法など、安全なダイビングを行うためにはオフィシャルな組織の認定を受けた正規のインストラクターから指導を受けて認定証(Cカード)を取得する必要がある。

(吉田章 筑波大学教授 / 2007年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スキューバダイビング」の意味・わかりやすい解説

スキューバダイビング
SCUBA diving

スキューバを身に着けて行なう潜水。 1943年,海洋探検家のジャック・イブ・クストーらによって開発されたアクアラングが 1947年に発売されてから大衆化し,第2次世界大戦後にスポーツまたはレジャーとして急速に広く親しまれるようになった。免許は法的には不要だが,重大な危険を伴う可能性が高いため,安全基準に基づいた潜水技術教育プログラムを終了したことを証明する認定書 (Cカード Certification Card) が必要になる場合が多い。日本では各民間教育団体が発行している。

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百科事典マイペディア 「スキューバダイビング」の意味・わかりやすい解説

スキューバダイビング

スキューバを用いた潜水。はじめは軍事,捜索,学術研究として始められたが,スキンダイビングとともに海中を遊泳するスポーツ,レジャーとしても行われる。日本では1960年代から盛んになったが,ダイバーによる漁業権の侵害,とくに養殖魚貝をとるなどの問題も起こっている。→潜水服

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