マニング(その他表記)Manning, Henry Edward

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マニング」の意味・わかりやすい解説

マニング
Manning, Henry Edward

[生]1808.7.15. トッテリッジ
[没]1892.1.14. ロンドン
イギリスの聖職者,枢機卿(→カーディナル)。ウェストミンスター大司教。初めアングリカン・チャーチに属していたが,R.ハンプデンやジョージ・C.ゴーハム事件を機に 1851年カトリックへ帰依し,その後は全面的にローマを支持した。1865年大司教地位につくと同時に,教会権威の強化,聖職者の教養深化,下層民,ことに労働および労働者の尊厳を擁護し,幼年労働,飲酒,道徳的退廃に反対して社会活動に尽くした。1889年港湾労働者のストライキ調停はその実践的成功の一つ。著書においても,社会政策に関するものが高く評価されている。

マニング
Manning, Olivia

[生]?
[没]1980.7.23. ワイト島
イギリスの女流作家画家として出発したが作家に転じた。カイロエルサレムなどの中近東に滞在したことがある。処女作は『風が変った』 The Wind Changes (1937) であるが,「バルカン3部作」 The Balkan Trilogy (60~65) が有名。皮肉,明晰,傍観者的態度を特色とする。

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