マルタ語(読み)マルタご

百科事典マイペディア「マルタ語」の解説

マルタ語【マルタご】

マルタ共和国公用語で,アラビア語の一方言セム語族に属する。ただし種々の国の勢力下にあったため,非セム語(特に英語,イタリア語)からの借用語が多い。マルタ語の話し手は大部分英語またはイタリア語との二重言語使用者である。ラテン文字を用いる。

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精選版 日本国語大辞典「マルタ語」の解説

マルタ‐ご【マルタ語】

〘名〙 地中海のマルタ共和国の公用語。アラビア語マグレブ方言の一つで、古くからキリスト教化された歴史をもちロマンス語影響をうけた。ラテン文字で表記される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「マルタ語」の解説

マルタ語
マルタご
Maltese language

マルタ島を中心に行われている現代アラビア語の一方言。シチリア語の強い影響下にある。ラテン文字を使用する。話し手約 30万人。

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世界大百科事典 第2版「マルタ語」の解説

マルタご【マルタ語 Maltese】

マルタ人の母語で,現在マルタ共和国では英語とともに公用語とされ,言語人口は約30万。マルタ語の形成に決定的な役割を果たしたのは,870年から220年間続いたイスラム教徒の支配で,その文法語彙根幹をなすのはアラビア語である。したがってマルタ語は系統的には南セム語に属し,アラビア語西部(=マグリブ)方言に最も近い。しかしロマンス語,とくにマルタの北に隣接したシチリア島のイタリア語方言から,音韻,語彙の面で強い影響を受けており,さらに現在では,イスラム教徒ではなくカトリック教徒によって用いられ,アラビア文字ではなくラテン文字による正書法が確立していることから,事実上はアラビア語の一方言であるにもかかわらず,独立の一言語として扱われることが多い。

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世界大百科事典内のマルタ語の言及

【マルタ】より

…正式名称=マルタ共和国Republic of Malta面積=316km2人口(1996)=37万5576人首都=バレッタValletta(日本との時差=-8時間)主要言語=英語,マルタ語通貨=マルタ・ポンドMaltese Pound地中海中央部,シチリア島とアフリカ大陸のチュニジア東岸との間に位置する共和国で,イギリス連邦に属している。マルタ本島,ゴゾ島,コミノ島の3有人島と,これらに付属するいくつかの無人の小島とからなる。…

※「マルタ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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