ミシガン州(読み)ミシガン(その他表記)Michigan

翻訳|Michigan

デジタル大辞泉 「ミシガン州」の意味・読み・例文・類語

ミシガン(Michigan)

米国五大湖地方にある州。州都ランシング。西はミシガン湖、北はスペリオル湖、東はヒューロン湖エリー湖に面する。→アメリカ合衆国補説

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共同通信ニュース用語解説 「ミシガン州」の解説

ミシガン州

カナダ国境やヒューロン湖、ミシガン湖に面し、人口は約1千万人。フォード・モーターなど自動車大手3社(ビッグスリー)が本拠地を構え、米自動車業界を代表する労働組合の全米自動車労働組合(UAW)も本部を置く。白人労働者も多いラストベルト(さびた工業地帯)の一角。最大都市デトロイトは自動車産業の低迷に伴い治安が悪化し、全米有数の犯罪都市として知られるほか、クラブ音楽の人気ジャンル、テクノ発祥地ともされる。(デトロイト共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミシガン州」の意味・わかりやすい解説

ミシガン〔州〕
ミシガン
Michigan

アメリカ合衆国中北部の州。州都ランシング。北部のスペリオル湖,ヒューロン湖,ミシガン湖間の上半島と,ミシガン湖,ヒューロン湖間の下半島から成る。州の北部は丘陵地形。南部は旧海岸平野で,氷河堆積物におおわれ,全体に湖沼,沼沢地が多い。上半島は北西風が卓越するが,下半島,特に西岸は西風を受け,比較的温和な気候。積雪は上半島北部に多い。 17世紀前半フランス人探検家たちの活躍によって,フランスの支配下に入り,1763年イギリス領,83年合衆国領となり,1837年 26番目の州となった。初期には林業,農業が主産業であったが,やがて上半島の銅や鉄鉱石が開発された。工業も発達し,デトロイトを中心とする自動車工業は同国最大で,ディアボーンフリントなどの自動車工業都市がある。その他エンジン,金属,コンベアなど各種の工業がある。果実の生産地としても知られ,酪農も盛んである。 44年ネゴーニーで鉄鉱石が発見され,90~1900年頃は国内最大の鉄鉱石の産出州であった。大小さまざまな湖やマキノー島をはじめとする景勝地が多く,観光事業は工業に次いでこの州第2の重要産業である。ミシガン大学,ミシガン州立大学,ウェイン州立大学などがある。面積 25万486km2。人口 988万3640(2010)。

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