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ミゾハコベ Elatine triandra; waterwort

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミゾハコベ
Elatine triandra; waterwort

ミゾハコベ科の一年草北半球の温帯全域と南アメリカに広く分布する。日本では北海道を除く各地の水田や溝に生える。小型で,茎は地面をはって分枝し,長さ3~10cmになる。葉は対生し小さな広披針形ないし狭卵形で長さ 1cm弱,無毛で乾くと帯紅色になる。夏に,葉腋に径約 1mmの淡紅色の小花を単生する。萼片は3個,卵形で基部合生する。花弁は3枚で萼よりやや長い。 蒴果は直径 2mmほどの扁球形で膜質,中に多数の種子がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミゾハコベ【Elatine triandra Schk.】

水田に多く発生する小さく軟らかいミゾハコベ科の一年生雑草(イラスト)。本州~沖縄に産し,北半球から南アメリカに広く分布する。茎は地表をはい,長さ3~10cm。各節から細い根を伸ばす。葉は狭卵形で対生し,長さ5~10mm。一対の托葉がある。6~8月ころ,葉腋(ようえき)に径1mmほどの淡紅色の両性花を単生する。離弁花で,萼片,花弁,おしべが各3個ある。学名の種小名は〈3本のおしべ〉を意味する。子房は上位で3室。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミゾハコベ
みぞはこべ
[学]Elatine triandra Schk.

ミゾハコベ科の一年草。全草小形で柔らかく、乾くと紅色を帯びる。茎は横にはい、長さ3~10センチメートルで分枝が多い。葉は対生し、広披針(こうひしん)形または狭卵形で先は丸く、基部は狭まり、毛はない。6~8月、葉腋(ようえき)に淡紅色の小花を単生する。萼片(がくへん)は3枚、基部は癒合する。花弁は3枚、萼片よりやや長い。花柱は3本で短く、直立する。(さくか)は扁球(へんきゅう)形で膜質。水田などの湿地に生え、本州から沖縄、および北半球、南アメリカに分布する。
 ミゾハコベ科Elatinaceaeは双子葉植物離弁花類。一年草または多年草。葉は対生か輪生で托(たく)葉がある。花は小形で両性。萼片と花弁は3~5枚で離生する。雄しべは花弁と同数か2倍数。世界に2属約40種あり、日本に2属2種分布する。[小林純子]

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