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ミニコンピュータ minicomputer

翻訳|minicomputer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミニコンピュータ
minicomputer

高性能で低価格の小型コンピュータのこと。 (1) 演算装置の加減算速度は 0.3~1.0マイクロ秒程度で,主記憶容量も十分とることができる,(2) 多種類のしかも多数の入力装置や記憶装置を接続できる,(3) 内部記憶装置の増設などシステムの拡張が容易である,(4) 多目的に使用できる汎用機であることなどが一般的条件で,その適用範囲は広く,計算,制御,通信など各システムに活用されている。一方では LSI技術の発達によってマイクロコンピュータの性能が向上し,ミニコンピュータと区別がつかなくなってきており,またミニコンピュータも性能向上で,中型コンピュータ並みの能力以上のものが現れてきて,このような言葉によるコンピュータの区別は意味を失いつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミニコンピュータ
みにこんぴゅーた
minicomputer

コンピュータの分類の一つを表す。1960年代のなかばからコンピュータを構成する電子回路技術の発展もあって、自動制御などを行うのに工場の機器設備に組み込んで使う、小型のコンピュータが生まれてきた。これらをそれまでの汎用(はんよう)コンピュータ(大型・中型・小型)と区別するのに使われたのが、ミニコンピュータという用語である。
 1970年代には、小型かつ安価であることを武器に、ミニコンピュータは大学の研究室単位でも使えるコンピュータとして広まっていった。DEC(デック。Digital Equipment Corporation。1998年コンパック・コンピュータと合併)社のPDPシリーズは、こうしたミニコンピュータの代表格であり、いま広く使われているオペレーティングシステム(OS)の一つであるUNIX(ユニックス)もその上で生まれた。
 マイクロプロセッサーの発達によって、工場システムや各種機器へのコンピュータの組込みは、部品レベルで行えるようになり、ことさらミニコンピュータという分類を行う理由はもはや失われている。超高速の科学技術計算を行うスーパーコンピュータの小型廉価版にあたるコンピュータをスーパーミニコンピュータということがあるように、いまでは「ミニ」が小型廉価を示す形容詞として使われている。[筧 捷彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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