膝より短い丈のスカート。1960年代にロンドン・キングスロードの若者に人気を博したのが始まりといわれる。60年代半ば、英国のデザイナーのマリー・クワントが商品化し、フランスのデザイナーのアンドレ・クレージュがパリ・コレクションでミニを取り入れた新作を発表したのが、世界的流行の契機となった。日本では67年、ツイッギー来日で火が付き、70年代前半までブームに。70年の大阪万博では女性スタッフの制服の多くで採用されたほか、官公庁などの制服にも使われた。
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1960年代から70年代にかけて世界的に流行した膝上丈の短いスカート。ミニはミニマムminimumの短縮形で,ごく小型の意味。1959年にイギリスのクワントMary Quantが発表し,ロンドンの若者の間に流行しはじめた。次いでフランスのデザイナー,クレージュAndré Courrègesが65年のコレクションで発表したことともあいまって,その活動性が注目され,全世界を風靡(ふうび)した。日本でもあらゆる年齢層の女性に愛好され,その後のジーンズとともに戦後ファッションの大衆化,カジュアル化に大きな役割を果たした。また美しいシルエットをつくり出すための体形づくりや瘦身美容などが注目されるようになった。ミニ・スカートの丈は膝上10cmほどの丈から超ミニと呼ばれるほど短いものまであらわれ,その後マキシ,ミディなどとスカートの長さは変遷しながらもファッションの一つとして現在も残っている。ミニ・スカートはそれまでのガーター・ベルトで吊るす靴下に代わって,ウエストまであるパンティ・ストッキング(英語ではパンティ・ホーズ)を流行させ,その他の下着の改良を引き起こすもとともなった。
執筆者:池田 孝江
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