ミディ(その他表記)Midi

デジタル大辞泉 「ミディ」の意味・読み・例文・類語

ミディ

ミドルレディー」の略。→ナイスミディ

ミディ(midi)

洋装で、コートスカートなどが、ふくらはぎの中ほどまでの丈であること。

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精選版 日本国語大辞典 「ミディ」の意味・読み・例文・類語

ミディ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] midi ) 洋装で、ふくらはぎのなかほどの丈をいう。「ミディスカート」

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改訂新版 世界大百科事典 「ミディ」の意味・わかりやすい解説

ミディ
Midi

フランスの南部地方のこと。フランス語で本来は正午,転じて南の方位を指す語であるが,明るいイメージを誘うので本来の南sudに替え,南部地方を意味する語として好んで用いられる。〈南部〉の範囲を厳密に画定するのはむずかしいが,プロバンスラングドックアキテーヌ,ガスコーニュなどの諸地方が主体をなすことに異論はなかろう。ただし大西洋岸シャラント地方などは地理上南部に位置するにもかかわらず,伝統的な住民感情は〈南でも北でもない〉として一括されるのを好まない。オック語オクシタン)圏ということを一つの基準とすればリモージュあたりがだいたいの北限となる(ただし,南部でも現ピレネー・ゾリアンタル県はカタルニャ語地帯,ピレネー・ザトランティク県はバスク語地帯である)。

 広大な南部が均質な構造をもつわけでは決してないが,北部との対比において概括的に歴史的特徴を挙げるならば,多数の遺跡・遺構が物語るとおり,古代ローマ帝国による刻印を最も強く受けた地帯で,南部の諸都市はいずれもローマ時代に起源をもっている(主要都市で唯一の例外はモンペリエ)。この段階では北部がローマ世界の辺境にすぎなかったのに対し,南部は地中海文明圏の中心に近い,むしろイタリアの延長であったといってよい。この影響は中世にも残る。都市的居住様式は執拗に持続したし,北部が慣習法地帯化した後にも,ここでは成文法が用いられた。中世,新しい統一権力は北方に生まれるが,南部は長くその支配の外に立ち続け,カペー王権が南部の一角地歩を確立するのは13世紀,アルビジョア十字軍の後にすぎない。この事情も南部人の伝統的な自立意識ないし地方ナショナリズムになんらかの影響を残しているであろう。12世紀には,近代語の祖型が西欧の諸地方に形成されるが,南部のオック語の独自性は,あまたのトルバドゥール輩出によって文芸語としての地位を得た点にある。アルビジョア十字軍の進出によって,南部文芸の社会的基盤は壊滅し,1539年ビレル・コトレの王令では公文書におけるオック語の使用を禁止した。

 しかし,より本質的な問題は,12世紀北方に進展した農業の飛躍的発達が南部に及ばなかったことである。このときの〈農業革命〉の焦点は大型金属犂(すき)の普及を槓杆(こうかん)とする三圃制,開拓,大型集村の成立にあり,これが北部発展の前提となったのに対し,南部は後進地帯たることを露呈したのである。これには果樹に強く依存する南部農業の特性をはじめさまざまの要因が考えられるが,基本的には夏季の乾燥が三圃制農業を妨げたのである。このとき生じた南北関係は近代に持ち越され,工業化の立遅れ,人口密度の希薄化をもたらし,現代でも南部は相対的に後進地帯となっている。それはともかく,南部は景観,文化遺産,住民気質の点で,フランスの中でも魅力的な地帯である。南部人気質のみごとな文学的造形は,E.ロスタンのシラノ・ド・ベルジュラック,A.ドーデのタルタランにみることができる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミディ」の意味・わかりやすい解説

ミディ

ミディスカート midiskirtの略称。ふくらはぎの中間までの丈のスカート。 midiは middle of the calfを省略し,ミニスカートのミニと語呂を合わせた 1960年代末の造語。マキシよりは活動的であるため,ミニの衰退後,広い年齢層に定着した。

ミディ
musical instrument digital interface; MIDI

デジタル化されたシンセサイザーやその周辺機器などを連動させて演奏するための統一規格で,1983年に日米の楽器製造会社間で取り決められたもの。これによって,パソコンによる制御も可能となり,その普及に応じて,自動演奏を含んだライブ演奏が手軽に行なえるようになった。

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世界大百科事典(旧版)内のミディの言及

【入出力装置】より

…形状がネズミを連想させるところからマウスとよばれる。MIDI(ミディ)音楽用キーボードやシンセサイザーなどをつなぐためのインターフェースであり,音符情報や楽器情報をコード化したものである。コンピューターのMIDI出力をMIDI入力機能をもつ楽器に入力することによって音声を出力することができる。…

※「ミディ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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