ミリ

デジタル大辞泉 「ミリ」の意味・読み・例文・類語

ミリ(Miri)

マレーシアボルネオ島北西部、サラワク州都市南シナ海に注ぐミリ川沿いに位置し、ブルネイとの国境に近い。20世紀初頭に油田が発見され、1960年代に海底油田の採掘が始まり発展した。グヌンムル国立公園ニア国立公園への玄関口

ミリ(〈フランス〉milli)

《千の意の〈ラテン〉milleから》
国際単位系(SI)で、単位の上に付けて1000分の1(10-3)を表す語。記号m
ミリメートル」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ミリ」の意味・読み・例文・類語

ミリ

[1] 〘語素〙 (milli-) メートル法の諸単位の上に付けて、その千分の一を表わす語。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武例言「毎十位に『デカ』〈十〉『ヘクト』〈百〉『キロ』〈千〉の希臘語を加へ、其小数は『デシ』〈十分一〉『サンチ』〈百分一〉『ミリ』〈千分一〉の羅甸(ラテン)語を加へて、之を分別す」
[2] 〘名〙
① 「ミリメートル」の略。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕
② 「ミリグラム」の略。
ストマイつんぼ(1956)〈大原富枝〉「毎日うつビタミンCの百ミリによって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ミリ」の意味・わかりやすい解説

ミリ
Miri

マレーシアのボルネオ島北西部,サラワク州の都市。人口16万9000(2000)。住民の2/3は華人で客家(ハツカ)が多い。1910年の石油採掘開始によって生まれた町で,第2次世界大戦中日本軍に破壊されたが復興して,最近20年間に人口は4倍となった。現在の油田は沖合の海底で,生産はシェル石油会社が独占し,町外れにイギリス人の高級社宅街がある。脱企業都市をめざし,1970年代に周辺丘陵地に大規模な公営のアブラヤシ農園が開設された。
執筆者:

ミリ
milli

ある量を表すときの単位につける接頭語で,10⁻3倍の意味。記号にはmを用いる。国際単位系(SI)でSI接頭語の一つとして採用されている。長さ1×10⁻3mは1mm(ミリメートル),体積1×10⁻3l(リットル)は1ml(ミリリットル)というようによく使われる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミリ」の意味・わかりやすい解説

ミリ
Miri

マレーシア,ボルネオ島北西部,サラワク州の港町。 1911年石油採掘の中心町として開かれた。 1930年代を境に陸上での採油は退潮に向ったが,70年代に入って海底油田の開発が進んだ。ゴムとイネの栽培を主とする農業地域の商業中心地でもある。人口5万 2125 (1980) 。

ミリ
milli-

単位の 10-3 倍 (1000分の1) を表わす SI接頭語。記号はm。たとえば 1mg=0.001gである。ラテン語のミッレ (1000) に由来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ミリ」の意味・わかりやすい解説

ミリ

1000分の1を意味するSI接頭語。記号m。ミリメートル,ミリリットル,ミリバールなど。→国際単位系

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

化学辞典 第2版 「ミリ」の解説

ミリ
ミリ
milli

補助単位の接頭語(SI接頭語).10-3.記号 m.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ミリ」の解説

ミリ

小さな数値を表すための補助単位のひとつ。1000分の1を意味する。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のミリの言及

【サラワク[州]】より

…地形はラジャン川の沖積平野を除き全般に丘陵と山地が多く,大河川の低湿地はマングローブ林や湿地性森林,山地は厚い雨林に覆われている。クチンと主要都市シブ,ミリを結ぶ道路建設が進められているが,なお陸上交通は不便であり,各都市間の一般的な交通手段は小型船と航空機である。陸続きのインドネシア(カリマンタン)との交易はほとんどなく,クチンよりポンティアナへ週1便の小型機が飛ぶほかは,旅客・物資を直接運ぶ路線はない。…

※「ミリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android