メニスカス

デジタル大辞泉 「メニスカス」の意味・読み・例文・類語

メニスカス(meniscus)

界面張力によって細管内の液体表面がつくる凸状または凹状曲面。管の壁を水で濡らせば凹状、濡らさなければ凸状になる。

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精選版 日本国語大辞典 「メニスカス」の意味・読み・例文・類語

メニスカス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] meniscus 三日月の意 )
  2. レンズ一種片面が凸(とつ)で他面が凹(おう)形のレンズ。凸凹レンズ、または凹凸レンズ。〔フィルム写真術(1920)〕
  3. 細い管内の液体表面がつくる半球状の表面。ビュレットやピペット内の水はガラス表面をぬらし、周囲が高く中央がくぼんだ曲面になるが、水銀の場合は逆に中央が盛り上がった曲面になる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メニスカス」の意味・わかりやすい解説

メニスカス
meniscus

(1) 毛管の中に液体を入れると,液体の表面は平らでなく,表面張力によって曲面となる。これをメニスカスという。水とガラスのように液体が管壁を濡らす (付着力が大きい) 場合にメニスカスはへこみ,水銀のように管壁を濡らさない場合はふくらむ。 (2) アーク放電などで,プラズマの表面が外部電場の影響を受けて湾曲したものをいう。プラズマから飛出すイオンビーム集束に大きい役割を果している。

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化学辞典 第2版 「メニスカス」の解説

メニスカス
メニスカス
meniscus

毛管のなかの液体の表面は曲面となる.これを“三日月”を意味するギリシア語から由来したメニスカスという.これは液体の凝集力と壁への付着力の大きさによっており,凝集力が大きければ凸面となり,付着力が大きいときは凹面となる.[別用語参照]ぬれ

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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