コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

メントン menthone

2件 の用語解説(メントンの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

メントン【menthone】

植物精油中に含有される飽和環状テルペンケトンの一つ。メントンは分子内に不斉炭素をもち,光学異性体が存在する。沸点207℃(l体),204℃(d体)。無色透明の液体で,水に微溶,アルコール,ベンゼン等有機溶媒に可溶。l‐メントンはハッカ油中に約20%含まれ,ハッカ特有の芳香をもち,比旋光度=-29.17゜。合成香料原料として重要で,ラベンダーローズゼラニウム等の調合香料食品香料として用いられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メントン
めんとん
menthone

モノテルペン系環状ケトンの一つ。化学構造上2個の不斉炭素原子を有しており、メントンtrans体)とイソメントン(cis体)の立体異性体と、それぞれ光学活性体(d-体とl-体)と不活性体(ラセミ体)の合計6種の異性体がある。メントンはペパーミント油、はっか脱脳油に含有されているが、主としてl-メントンであって、d-イソメントンは少量である。メントンは熱によりイソメントンに異性化するので、両者は共存している。メントンは合成されることはなく、はっか脱脳油を分留して得ている。ミント系調合香料、人造はっか油の調合、ゼラニウム油の調合に用いられる。[佐藤菊正]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

メントンの関連キーワードシトロネロールテルペンボルネオール神経ペプチドイオノンジテルペンテルペンアルコールテルペングリコシドテルペン類モノテルペン

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

メントンの関連情報