モエンド(英語表記)Mollendo

改訂新版 世界大百科事典 「モエンド」の意味・わかりやすい解説

モエンド
Mollendo

ペルー南部アレキパ県の太平洋岸の港湾都市モイエンドとも呼ぶ。人口2万1600(1981)。ペルー第2の都市アレキパの外港で,80kmの鉄道で結ばれている。1871年に建設された港で,ペルー南部とボリビア貨物集散地であった。1941年,北西14kmの地に新港マタラニ港が開かれてから,その機能を減退させた。付近は米,サトウキビ,綿花などを栽培する灌漑地であり,織物製粉製靴家具などの工業がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「モエンド」の意味・わかりやすい解説

モエンド

ペルー南部,太平洋岸の港湾都市。アレキパからチチカカ湖へ通じる鉄道の起点。1871年に港ができ,織物,製粉,製靴,家具などの工業が行われる。付近は海岸が美しく,観光保養地となっている。1941年西方約14kmのマタラニが開港。2万3000人(2005)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android