山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヨーロッパ連合(EU)」の解説
ヨーロッパ連合(EU)(ヨーロッパれんごう)
European Union
1993年に発効しマーストリヒト条約によって,ECを基盤にして成立したヨーロッパ統合機構。当初EC加盟国である12カ国が参加。95年にオーストリア,スウェーデン,フィンランドが加盟。旧来のEC,共通外交・安全保障政策,司法・内務協力を三つの柱とする。99年には統一通貨ユーロの導入が実現,2002年1月にはユーロの流通が開始された。また,2004年にバルト三国やチェコ,ハンガリー,ポーランド,スロヴァキア,スロヴェニア,キプロス,マルタの10カ国が,2007年1月にはブルガリア,ルーマニアが加盟するなど,EUは東方へ拡大している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報