ラエリウス(その他表記)Laelius Sapiens, Gaius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラエリウス」の意味・わかりやすい解説

ラエリウス
Laelius Sapiens, Gaius

古代ローマ,プレプス (平民) 出身の前2世紀の軍人,政治家。 G.ラエリウスの子。スキピオ・アエミリアヌス (小スキピオ) に従い第3次ポエニ戦争参加。前 140年執政官 (コンスル ) 。グラックス兄弟改革反対。改革派弾圧に一役買った。詩,ギリシア哲学を愛好し,スキピオのサークルに属した。 M.キケロの『老年について』『友情について』 (『ラエリウス』とも呼ばれる) の登場人物の1人。

ラエリウス
Laelius, Gaius

[生]?
[没]前160以後
古代ローマのプレプス (平民) 出身の軍人。スキピオ・アフリカヌス (大スキピオ) に従い第2次ポエニ戦争に参加。ザマの戦いでは騎兵指揮。歴史家ポリュビオスにスキピオに関する資料を提供した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 サークル 戦い

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