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ラニアー Lanier, Sidney

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラニアー
Lanier, Sidney

[生]1842.2.3. ジョージア,メーコン
[没]1881.9.7. ノースカロライナ,ライアン
アメリカの詩人。 1860年にオグルソープ大学卒業後,南軍の一員として南北戦争に参加。 64年捕虜になり,収容所で結核にかかり終生全治しなかった。南北戦争を扱った小説『おにゆり』 Tiger-Lilies (1867) は注目をひかなかったが,ボルティモアのピーボディ管弦楽団でフルート奏者をしながら詩作に励み,『詩集』 Poems (77) 以下の作品を発表。ポー同様,詩と音楽の同一性を重視した。 79年ジョンズ・ポプキンズ大学英文学講師となり,その講義に基づいて『英詩の科学』 The Science of English Verse (80) を出版。死後『イギリス小説』 The English Novel: a Study in the Development of Personality (83,87) ,『シェークスピアとその先駆者』 Shakespeare and His Forerunners (2巻,1902) が出版された。 10巻の全集 (45) がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラニアー
らにあー
Sidney Lanier
(1842―1881)

アメリカの詩人。ジョージア州に生まれる。オグルソープ大学卒業後、南北戦争に参加したが捕虜生活で健康を害し、以後、貧困と失意の生涯を送った。『詩集』(1877)では方言の多用とポーに次ぐ鋭い旋律の感覚とを特徴とする詩を発表、ジョンズ・ホプキンズ大学での講義に基づく『英詩の科学』(1880)では詩と音楽との類似性を論じ、南北戦争後の南部随一の重要な詩人とされる。南北戦争の体験から生まれた小説『おにゆり』(1867)がある。[武田千枝子]

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