百科事典マイペディア 「ラプラード」の意味・わかりやすい解説 ラプラード フランスの画家。ナルボンヌ生れ。アンデパンダン展やサロン・ドートンヌに出品,画商ボラールの尽力で世に出た。灰色を基調とした淡く上品な色調で,室内やパリの街頭風景を描いた。〈アンチミストintimistes(親密派)〉の一人。代表作は《モデルのいる室内》(1910年,ジュネーブ,プティ・パレ美術館蔵)など。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラプラード」の意味・わかりやすい解説 ラプラードらぷらーどPierre Laprade(1875―1931) フランスの画家。南フランスのナルボンヌに生まれる。モントーバンでブールデルのアトリエに通い、パリでアカデミー・カリエールに学ぶ。1901年アンデパンダン展に初出品、03年サロン・ドートンヌの設立に参加。07年のイタリア旅行以来その風物にひかれたびたび旅行した。マチスらのフォービスムの画家と交友したが、灰色を基調とした温和な色彩で室内や風景を描き、画風は印象派やビュイヤールなどのアンティミストと近似している。上品で情緒豊かな作品は日本での愛好者も多い。フォントネー・オ・ローズで没。[染谷 滋] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラプラード」の意味・わかりやすい解説 ラプラードLaprade, Pierre [生]1875. ナルボンヌ[没]1931. フォントネーオーローズフランスの画家,版画家。パリで学び後期印象派の影響を受け,1901年アンデパンダン展に出品。サロン・ドートンヌ創立会員。詩的で親しみやすい室内風景や静物,裸体画を描きアンティミストと呼ばれた。イタリアにも滞在し,水彩画,文学作品の挿絵も描いた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by