リアルト橋(読み)リアルトバシ

  • Ponte Rialto
  • りあるときょう
  • リアルトきょう

百科事典マイペディアの解説

イタリア,ベネチアのリアルトRialto地区の大運河にかかる石造アーチ橋。支間26m。アントニオ・ダ・ポンテの設計で1592年に完成。ベネチア発祥の地の一つで,当時から橋があった。橋の上のアーケードにはみやげもの店が並び,付近には約1000年の歴史を持つ市場がある。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

イタリア北部、アドリア海に面した港町ベネチア(Venezia)の大運河(カナル・グランデ、Canal Grande)に架かる3つの橋の一つ。サンマルコ広場の北にある。最初は木製の跳ね橋だったが、重みで崩落したり、火災にあったりしたため、大理石のアーチ橋に架け替えられ、1591年に完成した。この橋の架け替えで、当時のベネチア共和国は橋の設計案を公募し、ミケランジェロも応募したが、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの案だった。横から見ると「へ」の字型をした太鼓橋で、橋の上には土産物屋が並ぶ観光スポットの一つになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イタリア、ベネチアの大運河に架けられた橋。16世紀末のアントニオ・ダ・ポンテの作品といわれる。大理石造りのアーチ橋で、アーチ部の支間は26メートルであるが、橋の全長は50メートル以上ある。アーチ頂部に向けて傾斜した橋上は美しく装飾されたアーケードになっていて、階段状に店舗が軒を連ねている。水都ベネチアの代表的名橋として有名である。

[堀井健一郎]


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世界大百科事典内のリアルト橋の言及

【橋】より

…その後中世末期には,礼拝堂のみならず住宅,商店などが立ち並ぶ生活の場としての橋が時代の風潮となった。古ロンドン橋でもそうであったが,イタリアのベッキオ橋(ポンテ・ベッキオPonte Vecchio,1345,フィレンツェ)やリアルト橋Ponte di Rialto(ベネチア)は今も訪れる人が多い(後者は1588年の再建)。しかし,ルネサンス時代が深まると,多少の装飾は見られるものの,石造アーチは簡潔な姿に戻る。…

【ベネチア】より

…一方,経済の中心は今日に至るまで,地理的にもこの町のほぼ真中にあたるリアルトRialto地区にある。その中央市場は今なお市民の台所を支えているし,リアルト橋のたもとのサン・バルトロメオのカンポは,仕事が引けた後の市民の出会いの広場としてにぎわいをみせる。また,この海洋都市国家にとって重要な役割を果たした造船所(アルセナーレ)は,東部のカステッロ地区にあり,その周囲には労働者の多い庶民的環境が形成されている。…

※「リアルト橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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