コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

リクガメ リクガメ Testudinidae; tortoise

2件 の用語解説(リクガメの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リクガメ
リクガメ
Testudinidae; tortoise

カメ目リクガメ科の動物の総称。甲は硬くて高く盛上がり,四肢はがんじょうで円柱状,爪がよく発達している。蹼 (みずかき) はない。草食性。陸生であまり水中に入らない。ゾウガメなど約 40種を含み,オセアニアを除く全世界に広く分布するが,日本や朝鮮半島にはいない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リクガメ
りくがめ
land tortoise

爬虫(はちゅう)綱カメ目リクガメ科に属するカメの総称。この科Testudinidaeの仲間は約10属38種がヨーロッパ南部、サハラ砂漠を除くアフリカ、マダガスカル島、アジア南部、アメリカ大陸に分布し、日本にはみられない。甲長50センチメートルを超える大形種が多く、マダガスカル島産のホウシャガメGeochelone radiataなど、甲に美しい模様をもつものが多い。背甲はドーム形で背が高く、腹甲ともに堅固な構造になっている。重い甲を支える四肢は柱状で太く、表面は堅い鱗板(りんばん)で覆われ、つめが丸い。頭頸(とうけい)部を甲内に引っ込めたあとのすきまは、堅い四肢でふさぐ。アフリカ産のセオリガメ属Kinixys3種は甲長20~30センチメートル、背甲の後部が蝶番(ちょうつがい)状に連結しており、下方に折り曲げて後部のすきまを蓋(ふた)する。リクガメ類はまったくの陸生で、草原、荒れ地、砂漠などの乾燥地に生息し、ほとんど水に入らない。しかしセオリガメなどは水かきを欠くものの、泳ぎが巧みである。餌(えさ)は主として果実、草、サボテンなどの植物質で、昆虫、カタツムリなども食べる。卵生で100~200日ほどかかって孵化(ふか)する。
 主グループであるリクガメ属Geocheloneには、陸生ガメでは最大種であるアルダブラゾウガメG. giganteaとガラパゴスゾウガメG. elephantopusの甲長1.2メートルをはじめ、アフリカ産のケヅメリクガメG. sulcataの75センチメートル、ヒョウモンリクガメG. pardalisの65センチメートルなどの大形種がそろっている。しかしギリシアリクガメ属Testudoは小形で、北アフリカ産のエジプトリクガメT. kleinmanniは甲長12センチメートルにすぎない。変わり種は東アフリカ産のパンケーキガメMalacochersus tornieriで、甲長15センチメートル、甲が軟らかく、驚くと岩のすきまに入って体を膨らませるため、引っ張り出すことができない。北アメリカの砂漠にすむアナホリガメ属Gopherusは、砂に穴を掘って巣穴としている。[松井孝爾]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

リクガメの関連キーワード後生動物海亀長亀象亀噛付亀臭亀陸亀ホシガメ(星亀)リクガメ(陸亀)リクガメ科

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

リクガメの関連情報