レイヨニズム(その他表記)Rayonism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイヨニズム」の意味・わかりやすい解説

レイヨニズム
Rayonism

光線主義。抽象美術の一運動。 1910~12年に M.ラリオノフ,N.ゴンチャロワによりモスクワで始った運動。イタリアに起った未来派と類似し,さらにそれを発展させ,時間と空間をこえて四次元の表現を目指し,人物や都市などの形態を光線の図式に解体し,一種抽象絵画を作り出した。この運動は長続きしなかったが,ラリオノフによりディアギレフロシア・バレエ団の舞台装飾などに影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む