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レタリング レタリング lettering

翻訳|lettering

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レタリング
レタリング
lettering

グラフィック・デザインにおける文字の書体デザインおよびその作業。展示,広告,看板,ポスター,標識,書物の装丁,テレビや映画のタイトル文字など広範囲に用いられ,重要な役割をもつ。

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デジタル大辞泉の解説

レタリング(lettering)

広告などで、視覚的効果を考えて文字を図案化すること。また、その文字を書くこと。

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百科事典マイペディアの解説

レタリング

印刷物,映画,テレビ,看板,標識,ネオンサインなどにおける文字配列のデザイン,また,その目的のための文字スタイルの創作。わかりやすいこと,その形が内容を反映していること,造形的にすぐれていること,目的にかなっていることが要求される。

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世界大百科事典 第2版の解説

レタリング【lettering】

文字を書いたり表現する行為と,それにより表された文字(および文字列)をさす。言葉のもとの意味は,筆やペンなどの道具を用いて手で〈書く〉ことである。したがってその起源は文字の発明とともにあり,レタリングの歴史は手書き文字の歴史であるといってもよく,そして用具と用材によって字形が異なることがその特色であった。漢字を例にとれば,隷書体は秦代(前221‐前207)に生まれたが,製紙術発明以前で竹片(竹簡)や木の札(木簡)に硬い筆毛で書いたため,文字の最後の,筆毛がはねる形が波形になり,これが隷書体の特徴になった。

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大辞林 第三版の解説

レタリング【lettering】

視覚的な効果を考慮してデザインした文字。また、その文字を書くこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レタリング
れたりんぐ
lettering

デザイン用語。文字の形姿の美的かつ効果的な形成を目ざして行う表現計画活動をいい、それによって表された文字をもレタリングと称する。
 文字は、一定の法則のもとに線や点を組み合わせて、言語の音や意味を示すものであるが、レタリングは、これらの線や点について造形という視座から関与する。単に美的であるだけでなく、効果的な造形であることが要請されるが、効果的であることの内容は、個々の造形に際して設定される条件により異なったものとなる。いわば、さまざまに異なる性格の効果を、そのときどきの要請に応じて、文字および文字列の形姿に付与することが、レタリングの本質なのである。美的であること、個性的であることだけを目ざすのであれば、それはカリグラフィー、あるいは書道とよばれるものになる。
 江戸時代に創作され、歌舞伎(かぶき)に使われている勘亭流、相撲(すもう)番付に見受けられる相撲文字、寄席(よせ)で使われている寄席文字などは、レタリングの一つの成果ということができよう。[武井邦彦]

タイプフェイス・デザインtypeface design

印刷用の文字は、読みやすい造形であることが望ましく、この意味での「読みやすさ」をレジビリティlegibilityという。本文用書体であれば、その形姿の明瞭(めいりょう)明快さと、組版後の文字群としての美しさが不可欠である。見出し用書体であれば、目だつことと強さが要求される。文字をデザインの対象にするという意識は、当然のことながら、印刷技術の歴史とともに始まり、今日の状況まで進捗(しんちょく)してきた。ラテン系文字におけるデザインの成熟度の高さは、その豊富な書体数によってもうかがい知ることができる。
 活字文字のデザインは15世期中期のゴシック書体から出発する。グーテンベルクが用いているような筆写風の装飾的書体である。次に1470年代にイタリアで活躍したフランス人ジャンソンNicolas Jenson(1420ごろ―80)がベネチアン書体を確立する。さらにローマン書体では、ギャラモンClaude Garamond(1480―1561)、カスロンWilliam Caslon(1692―1766)が活躍、過渡期のバスカービルJohn Baskerville(1706―75)を経て、1790年代に至ってボドニーGiambattista Bodoni(1740―1813)によってモダン・ローマン書体として確立された。
 一方、近代デザインの発想をもっともよく体現しているのがサンセリフ(ひげ飾りのない)書体で、飾り気のない単純明快さを特徴とする。本格的なサンセリフは、1920年代後半のレナーによるフツーラ(日本ではフーツラと呼び習わしている)に始まる。フツーラは、チヒョルトJan Tschichold(1902―74)らによる当時の「ニュー・タイポグラフィ」運動から支持されるが、装飾性を排し、合理的で明快な形姿を求めようとするその態度が高い評価を得たのである。サンセリフの系統からは、ノイエ・ハース・グロテスク、ユニバース、ヘルベチカのような、美麗かつ機能的で斬新(ざんしん)な書体が次々に生み出されている。
 日本の書体では、縦線が太く横線の細い明朝(みんちょう)体がもっとも広く用いられている。明朝体では線端が強調されている。なお、線がほぼ一様に肉太であるゴシック体も、多用されるようになってきた。ただし日本でいうゴシック体が、ヨーロッパのそれとは正反対の、サンセリフ風書体であることは注意を要する。
 これら活版用活字文字のデザインをタイプフェイス・デザインという。1980年代、活版印刷からオフセット印刷へ、活字植字から写真植字へと、印刷形式およびそれに伴う植字形態が大幅に変容したのに伴って、写真植字文字のデザインをもタイプフェイス・デザインとよぶことが多くなってきた。さらに1990年代以降、コンピュータやワードプロセッサーの普及によるドット・フォントやアウトライン・フォントなどのコンピュータ用文字の研究開発も盛んである。いずれの場合も、文字および文字群として、普遍性、汎用(はんよう)性、合理性などを重視した形姿が希求される。[武井邦彦]

ロゴタイプ・デザインlogotype design

商品名や社名、催事名などの文字を、一つのまとまりとしてデザインするもの。印刷用語としてのロゴタイプは成語活字(1本の活字の中に何文字かを鋳込んだもの)の意味だが、デザイン用語としては、単に個々の文字の形姿が規定されているだけでなく、綴(つづり)字の順序や各綴字間のスぺースまでも規定されている、創作された特殊制定文字の意に用いる。ロゴタイプ・デザインは特定の目的のためにデザインし、制度として使用してゆく文字であるから、個性的で印象的な表現であることが要請される。業種のイメージからかけ離れた形姿であってはならないが、同業他社とは明確な区別がなされるほどの、斬新で個別的な表情をもたせなくてはならない。したがって、普遍性とともに特殊性、汎用(はんよう)性とともに限定性、合理性とともに非合理性をも顧慮した形姿が目ざされることになる。[武井邦彦]

レタリング・デザインlettering design

デザイン活動の一環として行われるレタリングをいう。作品の制作イメージに合致する既成書体(活字文字書体・写植文字書体やコンピュータ用文字書体など)がないとき、新規に、効果的な文字形姿を創作しなければならない。そういうときには、タイプフェイス・デザインではなくロゴタイプ・デザインでもない文字デザインが行われる。これが真正、かつ狭義のレタリング・デザインであり、美的かつ効果的な形姿であることだけが目ざされる。普遍性、汎用性、合理性などの視座はかならずしも重要ではない。
 今日の日本において、狭義のレタリング・デザインに接する機会はきわめて少ない。レタリング・デザインとよばれているものの実態を調べるならば、その大半はロゴタイプ・デザインである。なお、一般にはタイプフェイス・デザインをもレタリング・デザインとよんでいることが多い。[武井邦彦]
『桑山弥三郎著『レタリングデザイン』(1969・グラフィック社) ▽中田功著『レタリング入門』全2冊(1983・美術出版社) ▽瀬野敏春著『基本レタリング入門』(1997・日本文芸社)』

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