イタリアの作曲家レスピーギの交響詩。1916年作曲。ローマにある四つの有名な噴水の情景を色彩的な管弦楽法と美しい旋律で詩情豊かに描き出し、作曲者の出世作となった。なお、近年では『ローマの噴水』と訳されることが多い。(1)夜明けのジュリアの谷の噴水、(2)朝のトリトンの噴水、(3)真昼のトレビの噴水、(4)たそがれのメディチ荘の噴水、以上切れ目なく演奏される四つの楽章からなり、それぞれの泉がもっとも美しい景観を見せる時刻が選ばれている。ローマとその周辺の四つの場所を象徴的に描き、レスピーギの作品中もっとも高い人気をもつ『ローマの松』Pini di Roma(1924)、および宗教的祭事を豊かなスケールと強烈な色彩で描いた『ローマの祭』Feste romane(1929)とあわせて「ローマ三部作」の名で広く親しまれている。
[三宅幸夫]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新