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トリトン Triton

翻訳|Triton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トリトン
Triton

ギリシア神話の海神ポセイドンアンフィトリテの息子とされ,上半身は人間,下半身は魚の形,ほら貝を吹鳴らす姿で表わされることが多い。他の海神たちと同様,予言の能力をもつと考えられた。1柱でなく,多数のトリトンがいて,群れをなしポセイドンに従うとみなされることもある。

トリトン
Triton

海王星の,内側の衛星。 1846年 W.ラッセルが発見。光度 14等,直径約 2700kmで衛星中最も大きなものの一つ。公転周期は5日 21時間3分で,逆行している。軌道面は海王星の赤道に対して 159.9°傾いている。

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デジタル大辞泉の解説

トリトン(triton)

水素同位体であるトリチウム原子核。1個の陽子と2個の中性子とが結合したもの。

トリトン(Triton)

ギリシャ神話で、海神ポセイドンの息子。上半身は人間、下半身は魚形または蛇形の姿をとる。
海王星の第1衛星。1846年に発見。名はに由来。海王星系で最大。海王星の自転と逆向きに公転するため、潮汐力で公転速度と軌道が低下しつつあり、将来は海王星に衝突すると思われる。表面では火山活動がみられ、液体窒素・液体メタンなどを噴出している。直径は約2700キロ(地球のおよそ0.2倍)。平均表面温度はセ氏マイナス235度。

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デジタル大辞泉プラスの解説

トリトン

北一食品株式会社が展開する回転寿司屋のチェーン

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世界大百科事典 第2版の解説

トリトン【Triton】

海王星の第I衛星。1846年,W.ラッセルによって発見された。軌道半径35万5250km(海王星半径の14.47倍),公転周期5.87683日。半径は1353km,質量は2.97×1025g(海王星の2.89×10-4倍),平均密度は2.88g/cm3と求められる。一般に大型の衛星は母惑星の自転と同方向に公転しているが,トリトンは逆転している。海王星のもう一つの衛星であるネレイドは順転であるが,離心率0.7493というきわめていびつな楕円軌道をもっており,遠い過去に海王星周辺で何かが起きたことを示している。

トリトン【Tritōn】

ギリシア神話で,半人半魚の姿をした海神。ポセイドンの子。法螺貝(ほらがい)を吹き鳴らして波を鎮めると考えられた。ローマ建国の祖アエネアスのらっぱ手ミセヌスMisenusは彼に技競べを挑んだため,その名を残したミセヌム岬近くの海で溺死させられたという。【水谷 智洋】

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大辞林 第三版の解説

トリトン【triton】

陽子一個と中性子二個から成る原子核。三重水素の原子核。記号 T 、 t  天然にはきわめて微量しか存在しない。

トリトン【Triton】

海王星の第一衛星。1846年発見。半径1353キロメートル。一般の大衛星と異なり、母惑星の自転の方向と逆の方向に公転している。

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世界大百科事典内のトリトンの言及

【衛星】より

…天王星の衛星は母惑星の赤道面が98度も傾いているため,惑星軌道面に対しては大きな傾き角をもつ。海王星の内側の大きな衛星トリトンは逆行しており,外側の小さな衛星ネレイドは順行ではあるが,0.75というとびぬけて大きな離心率をもっている。一説によれば,冥王星はもと海王星の衛星であり,なんらかの異変によって海王星から逃げ出した。…

【海】より

…海の支配者は最高神ゼウスの兄弟のポセイドンで,武器としても漁具としても使われる三つ股の矛を持ち,地震や津波の神としても恐れられた。彼の妃はネレイデスの一人であるアンフィトリテAmphitritēで,この夫婦の息子で下半身が魚の形をしたひょうきんな海神トリトンも,ネレウスやその同類のプロテウスやグラウコスなどと同様に,非常な知恵と変身の能力の持主である。日本神話の塩土老翁(しおつちのおじ)も,変身の能力をもつ知恵者の海神であるという点で,これらの同類と認めることができる。…

【人魚】より

…この神は豊饒をつかさどり,ギリシアのアフロディテやローマのウェヌス(ビーナス)の原形となった。ギリシアでは,海の精ネレイスNērēisたちや海神トリトンが人魚の姿を取る。そして後代になると,これらの神々に形態が類似する海獣などが同じ名称で呼ばれるようになり,神話的存在と実在の動物との混同を促進させた。…

※「トリトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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