20世紀西洋人名事典 「ヴィレムデ・クーニング」の解説
ヴィレム デ・クーニング
Willem De Kooning
1904.4.24 -
米国の画家。
ロッテルダム(オランダ)生まれ。
1926年に渡米、’29年にゴーキーと出会い、ともにピカソの影響を強く受ける。キュビスム風の半具象を経て、’40年代には抽象的な生理形態的な作風に至り、’48年のゴーキーの死後は、ポロックとともにアクション・ペインティングの代表的作家となった。’50年から取りかかった「女」シリーズでは激しい筆致による絶望的な人間像を描き、話題となった。以後、激情的な色調による抽象画を描き、代表作には「発掘」(’50年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報