ヴェーダ(読み)ヴぇーだ

デジタル大辞泉 「ヴェーダ」の意味・読み・例文・類語

ヴェーダ(〈梵〉Veda)

ベーダ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴェーダ」の解説

ヴェーダ
Veda

インドの最古文献総称。「知識」を意味する。ヴェーダ祭式で讃歌を詠唱するホートリ祭官,祭歌を歌うウドゥガートリ祭官,祭式行為を実行するアドゥヴァルユ祭官の職掌のもと,『リグ・ヴェーダ』『サーマ・ヴェーダ』『ヤジュル・ヴェーダ』の三伝承があり,それに呪術を扱う『アタルヴァ・ヴェーダ』の伝承が加わる。各伝承は讃歌,歌詞,祭詞,呪文を集めたサンヒター(本集(ほんしゅう)),祭式の意味を解釈するブラーフマナ(梵書(ぼんしょ))とアーラニヤカ(森林書),哲学的思想を述べたウパニシャッド(奥義書)の四つのジャンルからなる。普通『リグ・ヴェーダ』『アタルヴァ・ヴェーダ』といえばそれぞれのサンヒターをさす。『リグ・ヴェーダ』の成立は前1200年頃に想定され,ウパニシャッドは前500年頃とみなされる。これらは人間の作とされず,天啓書(シュルティ)とも呼ばれる。ヒンドゥー教では『マハーバーラタ』も第5のヴェーダとみなされ,正統バラモン教の名目的な究極的な権威となる。仏教,ジャイナ教はそれを否定する。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

占い用語集 「ヴェーダ」の解説

ヴェーダ

サンスクリット語で「知識」という意味で、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編簒された一連の宗教文書の総称。口述議論などを経て、後世になって書き留められて記録された。広義でのヴェーダは、サンヒター(本集)、ブラーフマナ(祭儀書、焚書)、アーラニヤカ(森林書)、ウバニシャッド(奥義書)の4部に分類される。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ヴェーダ」の解説

ヴェーダ
Veda

古代インドのバラモン教の経典
本来,「ヴェーダ」とは「知識」の意。成立年代順に『リグ−ヴェーダ』『サーマ−ヴェーダ』『ヤジュル−ヴェーダ』『アタルヴァ−ヴェーダ』の4つがある。さらに各ヴェーダに付属して『ブラーフマナ(梵 (ぼん) 書)』『アーラニヤカ(森林での祈禱書)』『ウパニシャッド(奥義書)』が作られた。

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