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一の谷墳墓群 いちのたにふんぼぐん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一の谷墳墓群
いちのたにふんぼぐん

静岡県磐田市にある中世の墳墓群。遺跡は旧東海道の宿場の周辺にある。 1984~88年に調査が行われ,数千に及ぶ中世を中心とする墓が検出されている。墓は,墳丘をもつもの,集石のあるもの,単なる土壙墓などさまざまで,その複雑さが注目される。遺物も多様で,埋葬の際に供えられた陶磁器,漆器,短刀などの鉄製品,銅製の鏡,銅銭,火葬した骨を納めた蔵骨器,五輪塔などの石製の塔婆類などが代表的なものである。大規模な遺跡の保存運動が展開されたことでも有名。

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百科事典マイペディアの解説

一の谷墳墓群【いちのたにふんぼぐん】

静岡県磐田市見付(みつけ)にあった日本有数の中世墳墓群。墳丘をもった塚墓や火葬骨の入った方形の積石(つみいし)塚,荼毘(だび)跡が多数発掘された。見付は古代から遠江(とおとうみ)国の国府所在地で,一時さびれたが,中世に入って守護所在地として再び発展し,墳墓はその頃の宗派を問わない都市型共同墓地として展開したとみられる。

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