一揆主義(読み)いっきしゅぎ

百科事典マイペディアの解説

一揆主義【いっきしゅぎ】

通常はブランキの主張した革命理論(ブランキズム)をさす。非議会・直接行動・少数精鋭主義を主張するものであった。しかし現代的には,革命運動において情勢を顧みず武装蜂起による権力奪取をめざす傾向を非難する言葉として用いられる。→極左冒険主義

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世界大百科事典 第2版の解説

いっきしゅぎ【一揆主義 putschism】

フランスでは,すでにフランス革命時代にバブーフによってプロレタリア革命の理論的展望が開かれていたが,その伝統を継承したのがブランキであり,彼の考え方(ブランキスムblanquisme)が一般に一揆主義と呼ばれる。ブランキは,その生涯の半分近くの33年間を獄中で送った革命家で,少数エリートによる権力奪取を説いた。当時のフランスは,政治的にはナポレオン3世の支配から普仏戦争,パリ・コミューンを経て第三共和政へとめまぐるしく変化の激しい不安定な時期であり,また社会経済的にも近代的労働者よりもむしろ小手工業者が多く,プロレタリアートの団結による革命など望むべくもなかった。

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