一決(読み)いっけつ

精選版 日本国語大辞典 「一決」の意味・読み・例文・類語

いっ‐けつ【一決】

〘名〙
① ある物事についての議論相談で、一つ結論決定が出ること。意見などが一つに決まること。
江談抄(1111頃)一「故経信卿与隆俊卿相論、彼時未一決云々」
神皇正統記(1339‐43)上「彼書の中猶一決せざること多し」
② ある物事に対する態度処置について、はっきりとした決断を下すこと。一つに決めること。
浮世草子・国姓爺明朝太平記(1717)五「心一決(ケツ)しがたく夫に分別をあつらへれば」 〔陳書‐蕭摩訶伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一決」の意味・読み・例文・類語

いっ‐けつ【一決】

[名](スル)
議事・相談などが一つに決まること。また、決めること。「衆議一決
固く決心すること。

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