三の丸尚蔵館(読み)サンノマルショウゾウカン

デジタル大辞泉 「三の丸尚蔵館」の意味・読み・例文・類語

さんのまる‐しょうぞうかん〔‐シヤウザウクワン〕【三の丸尚蔵館】

皇居東御苑内にある博物館施設。皇室に受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品が平成元年(1989)に国に寄贈された際に、その収蔵研究公開目的として設置された。平成5年(1993)開館

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共同通信ニュース用語解説 「三の丸尚蔵館」の解説

三の丸尚蔵館

皇室に代々受け継がれてきた絵画や書、工芸品などを集中管理し、一般公開するため、1993年に開館した宮内庁施設。約1万点の収蔵品のうち重要文化財級以上を含む「優品」が約2500点あるとされる。これまでは文化財保護法に基づく文化財指定の対象外として扱われていたが、収蔵品を観光資源として活用する政府方針に基づき、今年9月に伊藤若冲の「動植綵絵どうしょくさいえ」など5件が国宝に指定された。収蔵スペース確保などのため建て替え計画が進められている。

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日本の美術館・博物館INDEX 「三の丸尚蔵館」の解説

さんのまるしょうぞうかん 【三の丸尚蔵館】

東京都千代田区にある歴史博物館。平成5年(1993)創立。皇室由来の美術品を収蔵・展示する。皇居東御苑内にあり、宮内庁が管理する。狩野永徳狩野常信による唐獅子図屛風などを所蔵
URL:http://www.kunaicho.go.jp/sannomaru/sannomaru.html
住所:〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1 皇居東御苑内
電話:03-5208-1063

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