日本歴史地名大系 「三の丸遺跡」の解説 三の丸遺跡さんのまるいせき 神奈川県:横浜市緑区池辺村三の丸遺跡[現在地名]緑区川和町・池辺町鶴見(つるみ)川の支流大熊(おおくま)川の上流域に面する広大な台地上にある。台地は標高七四から五八メートルの高位の台地と五〇メートル前後の段丘状の台地で構成され、その面積は約一〇万平方メートルである。三の丸という字名は、この地に池辺(いこのべ)城があったとの伝承による。周辺の台地には本丸・大丸・二の丸・中丸・小丸など城に関する地名も多い。昭和五五年(一九八〇)から二年四ヵ月にわたる全面発掘の結果、先土器・縄文・奈良・平安・中近世の各時期の遺構と遺物が多量に検出された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by