三島大社(読み)みしまたいしゃ

精選版 日本国語大辞典 「三島大社」の意味・読み・例文・類語

みしま‐たいしゃ【三島大社】

  1. 静岡県三島市にある神社。旧官幣大社。祭神は事代主命・大山祇命ほか三柱。上代創立で下田市白浜の伊古奈比咩命神社と同社域にまつられていたが、のち国府総社として現在地に勧請(かんじょう)源頼朝が源家再興を祈願し、鎌倉幕府歴代の将軍が厚く崇敬。頼朝夫人政子が奉納した梅蒔絵手箱は国宝。伊豆国の一宮三島神社三島大明神

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百科事典マイペディア 「三島大社」の意味・わかりやすい解説

三島大社【みしまたいしゃ】

静岡県三島市大宮町に鎮座。旧官幣大社。事代主(ことしろぬし)神と大山祇(おおやまづみ)神をまつる。東海道の名社として知られる。延喜式内の名神大社とされ,伊豆国の一宮。全国三島神社の総本山。源頼朝の帰依により繁栄した。商売繁盛の神として広く信仰される。例祭日8月16日には頼朝の旗挙行列がある。ほかに田祭(1月7日),奉射祭(1月17日),鎮花祭(4月3〜9日),酉の祭(4・11月の16日)。国宝の北条政子奉納梅蒔絵手箱,重要文化財の兵庫鎖宗忠銘太刀などがある。
→関連項目大山祇神高蒔絵三島[市]

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